XV×CVの“尖った”融合がもたらすパフォーマンス

節約家スノーボーダーのこくだんです。

26-27シーズンからリリースされるモデル「TH」

まだカタログ情報も出ていない中で試乗してきました。

その正体はXV×CVを組み合わせた圧倒的な剛性を誇るバインディングでした。

実際に試乗して感じたフィーリングをお伝えしたいと思います。

記事を書いた人

「こくだん」

・スノボ歴20年の節約家スノーボーダー

・ほおのき平スキー場の試乗会に参加

・THの使用感を確かめた人

【FLUX試乗会】26-27新作「TH」最速評価レビュー!

ほおのき平スキー場の試乗会の様子

2月上旬にほおのき平スキー場で開催されたFLUX(フラックス)の試乗会。気温は一日を通して氷点下で薄っすらとパウダーが積もった絶好のコンディション。今シーズンの初の試乗会で一発目に試したアイテムがTHでした。メーカーの方が「尖ったモデル」と説明してくれたTHの正体とは…

​「TH」を詳しく分析!正体はXV × CVだった

2月上旬にほおのき平スキー場で開催されたFLUX(フラックス)の試乗会。

FLUXといえば国産バインディングで人気のブランドです。

注目度の高いFLUXなだけあってブースは朝から熱気ムンムンで、人気モデルは秒で貸し出されていく状況です。

少し出遅れたようで、25.0cmのブーツを履いている私に合うサイズの主要モデルはほぼ貸し出し中…

そんな中、Sサイズで残っていたバインディングを手にメーカー担当者の方が

「これ、かなり尖ったモデルなんですよね……」

と不敵な笑みとともに差し出してきたのが、26-27シーズン期待のニューモデル『TH』でした。

カタログ情報もまだ公開されていない中、聞いたことのないモデル。

どんなバインディングなんだろう?と詳細を聞いてみると…

この「TH」、スペックを聞くだけでスノーボード好きなら「マジか」となる構成です。

ハイバックは「XV」をそのまま採用

ハイバックは競技シーンでも使われる、あのガチガチに硬い「XV」をそのまま採用。

硬いハイバックは角付けした力を逃すことなくボードに伝達して鋭いエッジングにつながりそう。

ベース・フットベッドは「CV」テリエモデル

ベース・フットベッドは圧倒的なカービング性能で人気の「CV」。

前振りしたい人には異常なまでのハイバックローテーションが可能。

しかも、テリエ監修あの分厚いフットベッド仕様になっています。

背面から見るとフットベットの厚みがよく分かりますね。

CⅤはヒールサイドターンの力がかけやすくてターンが安定する印象。

さらに、ぶ厚いフットベッドはトゥとヒールが少しせり上がっていて、ドラグ対策&エッジングを強化されているリニューアル仕様なのだとか。

トップ選手の足を支える「剛」のXVと、ただでさえ強いエッジングのCⅤに厚いフットベッドでさらにパワー伝達が増している「強」が合体した、まさにメーカー公認の「尖りすぎモデル」。

滑る前からどんな個性があるのだろう!と期待値が上がります。

ちなみに、アンクルストラップとトゥストラップは私が使用しているモデルチェンジする前のXFと同じタイプのストラップです。

ちなみに、ストラップについては私がレビューしたXFの記事で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。

ビブラムソールで足の滑りやすさにも対策を施されています。

どんな使用感なのか実際に履いてみましょう。

​THを実際に試乗評価!ワンフットで感じた「異質な高さ」とハイレスポンスへの不安

​ボードにセットして、まずはスケーティングで移動開始。

一歩踏み出した瞬間、思わず独り言が出ました。

「あ、高い!」ここまで感触が違うものかと笑ってしましました。

​分厚いフットベッドが生む足裏の感覚は、普段のバインとは明らかに別次元。

スケーティングに支障はないけど、メーカーさんの「尖ってる」という言葉が頭をよぎります。

「いきなりエッジが食いつきすぎて吹っ飛んだりしないか?」

「硬すぎて足首がロックされるんじゃ…?」

そんな一抹の不安を抱えながら、リフトに乗り込みました。

TH​実走レビュー:力強いエッジングと、意外な「素直さ」

​いざコースへ。

まずは軽めのミドルターンから。

かかとに体重を移してヒールサイドターンしてみると、簡単にヒールに力が加わっている感触がある。

トゥサイドターンも力強い!

しかも反応は想像以上にマイルド(笑)

……滑り出してすぐに、さっきまでの不安は「ニヤけ」に変わりました。

「高さ」がパワーに変わる快感が半端ない。

厚みのあるフットベッドとカント構造のおかげで、少し体重を乗せるだけでボードの角付けが恐ろしくスムーズです。

​さらに、苦手意識を持ちやすいヒールサイドターンでズレない、切れる、グイグイくる。

スピードを上げても板がバタつかず、エッジが雪面にガシッと噛み合います。

XV譲りの剛性がしっかり仕事をして、狙ったラインを一切外さない。

「尖ってる」と聞いて構えていましたが、そこまで足元をガッチリと固定されている感触もない。

「あれ? 意外と動きやすいぞ?」

スイッチランも試せるかも…

なんとTH、実はスイッチランも全然気にならないレベルでスムーズ。

反応は速いのに、変な「制限」を感じない。

乗りやすくて、力を加えやすくて、とにかく動きやすい。

いい意味で期待を裏切られました。

​なぜ「尖っている」のに扱いやすいのか?(こくだん的分析)

実は以前、通常の(薄いフットベッドの)CVを使ったとき、サイドウォールが高くて「左右に動きにくいな」と感じたことがありました。

かつて私は、通常の(薄いフットベッドの)CVを使用したことがあります。

余談ですが、その時のモデルが「ベースプレートが紫でハイバックが黄緑」という斬新すぎるカラーリングで、「これもうエヴァンゲリオンじゃん!」と衝撃を受けたのをよく覚えています。

​その初号機のようなCVに乗った時は、圧倒的なヒールサイドターンの力強さとズレにくさを体感。

しかしながら、サイドウォールの高さによる「左右への動きにくさ」を感じた記憶がありました。

しかし、今回のTHで感じたのは「適度な左右の自由度」でした。

おそらく、フットベッドが分厚くなった分、相対的にサイドウォールの高さが低くなって、パワー伝達の強さはそのままに「足首の柔軟性」が生まれたんじゃないかなと。

あとは、普段からXF(硬め)を愛用している僕の足に馴染みやすかった、というのもあるかもしれません。

普段の使用するバインがグラトリモデルの柔らかくて動きやすいタイプなら感触もまた変わっていたと思います。

​まとめ:THはどんなスノーボディングにおすすめか?

​FLUX 26-27「TH」は、尖ったモデルと言われるだけあって決して万人向けではないかもしれません。

でも、こういう人には「これ一択じゃない?」と言いたくなる破壊力があります。

  • 今のボードでエッジがズレる、もっと深く噛ませたい。
  • XVの剛性とセッティング性も妥協したくない。
  • 普段からXFなどを使っているが、さらに一段上のパワーと操作性が欲しい。

​「尖っている」のは、ポテンシャルが底知れない証拠。

XVとCVのハイブリッドということは、価格もそれなりにハイエンドになるはず。

それでもこの操作性が手に入るなら、中途半端なモデルを買い替えるより投資効率が良いと言えそうです。

ただ、グラトリモデルからの乗り換えだと、最初は戸惑うかもしれないくらい尖ったモデルです(笑)

一点注意点としては、ぶ厚いフットベッドは外しにくい。

アングル調整でフットベッドを外す際、通常の薄さなら指の力でも外せるのですが、ぶ厚いフットベッドはマイナスドライバーなどのツールが必須です。

メーカーの方も、「ユーザーのミスマッチが起きないようにぶ厚いフットベッドのモデルはネット販売はせず、店舗での対面説明を経て購入する流れにしたい」とメーカーの方も仰っていました。

尖ったモデルだからこそ手に入る性能があるTH。

もし店頭で見かけたら、まずフットベッドの厚みを横からチェックしてみてください。その異質さに驚くはずです(笑)

一度乗りこなせば、カービングを間違いなく上のステージへ連れていってくれる相棒になると感じるのでした。

THを試乗した一日が気になりませんか?こくだんの裏側も公開中!

25/26シーズン2日目ほおのき平スキー場!最新ギア試乗会&高山観光レポート >

こくだんスノーボードの全試乗モデルが一覧になったページはコチラをチェック!

ABOUT ME
こくだん
お金をかけなくても最高の満足は手に入る! 【最高の満足と賢い節約】 時間・労力・世間体というムダなコストを徹底排除。 最高の満足感だけを追求する「節約家スノーボーダーこくだん」のブログです。 祖母から受け継ぐ知恵と人生の教訓と独自の哲学で、スノボ・お出かけ・グルメ・日々の生活を「賢い選択」で満たす「費用対効果MAX」な実践記録を発信しています。
リフト券割引リンク