あなたには昔から交流を続けている友人はいますか?
私にはもう25年以上の付き合いがある友人がいます。
学生時代からの出会いが続いて、若かりしあの時がセピア色に見えてしまい、今やもうみんなおじさん。
それぞれが違う会社に就職し、お互いが異なる人生経験を積み重ねているのが色濃く出ているんですよ。
自分とは異なる世界で過ごしている友人と久々に会うと、いろいろな発見も。
ジェンガのごとくいろいろな形に積み上がった経験と、個性豊かな世界観の話を聞けるのでこれがまた面白い。
今回は男4人でお酒を片手に話が回り回って、ジブリで人生を語り合って面白かったのでブログ記事にしました。
大人になってからジブリ映画を感じ取るのもいいものですよ。
行き着いた結論、「ジブリ作品は奥が深い」
耳をすませば
「耳をすませば」
ジブリ作品の中では、青春恋愛ストリートのお話。
サラリーマンからすると、耳をすませばに出てくる少年と自分を少し重ね合わせてしまう。
バイオリン職人になりたい!と将来の仕事に夢をふくらませる姿。
自分はというと…
働くということに憧れがあったあの頃。自分の好きなこと、得意なこと、夢中になれることを仕事にして生きていきたい。
耳をすませばの少年のように仕事へのあこがれを抱いたあの頃と、日々の仕事に追われる自分が立っている現実。
違う、思い描いていたあの頃と現実は違いすぎる~。
友人との話をする中、天空の城ラピュタに出てくるドーラの若かりし娘の頃の姿と実際の姿と同じくらい、大きな隔たりを感じる私でした。
まずは近況報告
おじさんになると健康には要注意。と言うことでまずはサラダを食べて食物繊維を体に入れないとね。
2020年のコロナショックから世の中は様変わりしました。
リモートワークが主流となり、職種によってはほぼ出社しないという状況も。一人の友人はフルリモートを経験。
時間も有効活用できるからさぞ良いと思ったら、2023年に入り徐々に様子は変わっているようです。
現在は週3日出社。
彼の仕事はシステムエンジニア。
職場はというと、システムを作っている様々な場所に出社するそうで、コロナが明けて出社場所も変わり通勤が片道で約2時間。
コロナ渦のフルリモートから週3日の往復4時間は答えている様子。
「月・火・金出社だから、火曜日の夕方がしんどいんだわ」
フルリモートから週3日の満員電車通勤はつらいだろうに…
きっと彼以外にも世の中には同じように疲れているサラリーマンも多いのだろう。
めげずに働き続けるサラリーマン。みんなお疲れ様、そしてみんなえらいね。
地下鉄なんかは、朝は修羅場。駅員が乗客にタックルして押し込んでるぞ~って話も。
世の中は徐々にコロナ前のにように戻りつつあるのだなぁ。
耳をすませばの少年のように仕事へのあこがれを抱いたあの頃。
現実の自分は仕事にどう向き合っているのか?
ジブリの耳をすませばは仕事に向き合うことについて語りかけてくるのでした…。
千と千尋の神隠し
カオナシは他人事ではない
「千と千尋の神隠し」
豚にされた両親を助け出し現実の世界に戻るまでの少女の奮闘を描いたお話。
千と千尋の神隠しに出てくる「カオナシ」を知っていますか?
金を探し回るカエルを飲み込んで、欲にまみれて巨大化して暴走する「カオナシ」
欲とうまく付き合わないとひどい目に合う典型例ですよね。
そんな「カオナシ」も他人ごとではないと感じる私でした。
仮想通貨に手を出した男の末路
ウインナーの盛り合わせにエビフライ。さらに写真のとんかつ。盛りだくさんの料理に舌鼓。
おじさん年齢になると、徐々に老後の生活にかかるお金も気になるものです。
友人の一人は、仮想通貨に手を出していました。
「そういえばさぁ、お前のやってた仮想通貨ってどうなった?」
コロナ前にビットコインに手を出していた友人に直撃。
「もう売り払った…」
「30万つぎこんだビットコインは、徐ジョン価値を下げ、最終的には5万まで下落。」
価値が1/6!?ってこと?
その後は…
5万から持ち直して30万に回復してすぐに現金に戻したのだとか。
「5万に下がった時にさらに投資してたら儲かったんじゃねぇの?」
「30万が5万になって、そこからつぎ込めないわ…」
まぁそりゃそうか。
仮想通貨は素人にはハードルが高そう。
学習して勝ち組な人たちはいるみたいですね。
仮想通貨で一攫千金、夢はある話だけど素人では無理かな…
カオナシのように欲だけで突っ走っては人生つみます。
やはり知識がないとね。まずは勉強から始めないと。
興味のある方はどうぞ。
資産形成ってどうしてる?
おじさんになると徐々に老後の心配も始まります。
年金、退職の年齢、いつまで働くのか…
老後に向けた準備は必要ですからね。
自分の資産をどうやって確保して増やしていくのか…。
システムエンジニアの彼の会社は自社株買いができるそうな。
「自社株どうなのよ?」
「社当時から比べれば株価も上昇!入社当時から買っておけばよかった…」
「買ってないんか~い!」
スナック遊びに使っている場合じゃないだろうがぁ。
まぁ、大学を卒業して20代前半で、その当時資産運用をしっかりと学んでいたらみんなこんな風にはなっていないかなぁ。
いや~お金の勉強、大切だよぁと実感…
今が一番若い、そして今日が一番若い日ですから。
お金の勉強がしたい方におすすめなのはコチラ
確定拠出型年金(iDeCo)って何?
締めのパスタはボリューム満点!
お腹も満たされつつある中、iDeCoって何か知らないって友人もいたから、復習しました。
iDeCoとは、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に給付を受けられる私的年金制度の一つです。
厚生労働省HPより引用
公的年金と異なり、加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行い、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができます。
公的年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための一助となります。
千と千尋の神隠しの顔なしのように、欲にまけず、将来を見据える大切さを実感する私でした。
ジブリといえば魔女の宅急便
「魔女の宅急便」
魔女になるために親元を離れた少女の奮闘記。
知らない町で知らない人とのつながりからスランプを乗り切り、自らの力で新たな世界を切り開く元気をもらえる作品。
ハッピーエンドに心温まる良い映画ですよね。
気分も良くなり、シャンパンを開けちゃいました…
「最近何か映画見てる?」
転勤から地元に戻ってきた友人がジブリ愛を語りだすのでした。
「金曜ロードショーでジブリやるじゃん、と思ったけど映画の間で2分ぐらいCMが入るってのは気持ち悪い…って思ってさ。
ちょうど同じ時に「WOWOW」でジブリ特集やってたから録画して見たわ。」
「たしか、WOWOWって1か月は無料で見られるんだよね~」
「ジブリって今見ると昔とは違うんだよねぇ。
俺なんてさ、一人で魔女の宅急便見てると、酒飲みながら泣けてくるんだよね…」
お前、ハッピーエンドに涙するタイプだったのか?
「おばあさんと作ったニシンとカボチャのパイを雨に濡れないように抱えながら、自分はずぶ濡れになって時間ギリギリで届けるシーンあるじゃん?
受け取ってからの、『またおばあちゃんからのニシンとカボチャのパイ…私これ、嫌いなのよね』扉がバタン」
「あれさぁ、世の中の理不尽の縮図だと思うんだよね。
サラリーマンがお客さんのために必死に作った資料、『あっそう…』みたいスルーされたり、プレゼン資料を上司の指示で作り上げて説明した後で上司から『それで…次の話なんだけどね…』みたいな。
俺の努力は何だったんだ、水の泡…?みないなことあるじゃん?。
サラリーマンの姿と重なって泣けてくるんだよね。」
マジか!俺は気付かったよ、ジブリ…そんな視点もあるのね。
分かる、分かるよ…。理不尽な社会、報われない環境。
魔女の宅急便の、あのシーンに
ジブリってオジサンの心に刺さる作品が実は多いのかもね。
なんか世の中を凝縮されているジブリ作品、また見たくなったわ。
行きついた結論。
ジブリって奥深い。