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花を買ってお墓へ。祖母とのお墓参りで私が気を付けていること

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私にはおばあちゃんがいます。

まだまだ元気で現役一人暮らしの90歳オーバーのおばあちゃん。

マイペースでちょっと抜けてて、どこかほっておけない。

そんなおばあちゃんとは定期的にお墓参りに行っています。

今回はおばあちゃんとの私の関わり方とお墓参りルーティーンをお話しします。

この記事はこんな方に向けて書いています

高齢者と関わる際の注意点が気になる人

孫と祖母の日々の関わり方に関心がある人

おばあちゃん

他の記事には何書いたんだぁ?

今月のお花は何にする?

お墓参りに行く時にはまずお供え用のお花を買いに行きます。

近所のグリーンセンター的なお店があり重宝しています。

お花以外にも野菜や日用品も売っていておばあちゃんにとっては楽しみな刺激の多いお店です。

お店に入ると気の向くままにお店の中を歩き回るおばあちゃん。私はその後ろを買い物かごを片手に追走。

お店を回りながらやっとお花売り場へたどり着きます。

「この花はいくらだな?」と値段を気にするおばあちゃん。

「250円だよ。おばあちゃんが好きな花を選ぶんだよ」

この時、おばあちゃんは真剣そのもの。

周りにいるお花を吟味する他のお客さんに気を配ることなく自分のペースで花を選びます。

私はなるべく口出しせず、おばあちゃんに決定権を渡します。

年を重ねると意欲が低下したり自分で決めずに相手に任せになったりと自分で考えることから逃れようしがちな気がします。

だから私は認知症の予防の目的も考えておばあちゃんが自分で意思決定ができるよう見守り、必要な場面のみ助言をしています。

ちなみに、おばあちゃんが選んだ花はこれ。可愛らしいですよね。

お花を選んだら今度はお店の中をウロウロ…。おばあちゃんは気になるものがないかを探します。

今回、おばあちゃんの目に留まったものは「らっきょう」

2種類あってどちらにしようかにらめっこしています。

近くにいるおばさんに突然

「これどっちがいいかね?」

と質問するおばあちゃん。

「こっちのほうが大きいですよ」返してくれるおばさん。

おばあちゃんお得意の誰にでも声掛け質問が出ました!

おばあちゃんは見ず知らずの人でも気にせず知らないことをどんどん声をかけて質問します。それが長生きの秘訣なのかな…。

「これにするわ」と決めた様子。

買うものが決まったら清算に向かいます。

このお店はレジで店員さんがバーコードでチェックをしたら自動精算機で支払いをします。

以前は対面支払いだったけど変わったんですよね。

自動精算機での支払いもおばあちゃんにとっては認知症予防のトレーニング。

金額を確認しながら精算機にお金を投入していきます。

「いくらになっとる?」とおばあちゃん。

「金額確認しながら自分で入れてごらん。小銭は少しずつ入れるんだよ」と見守る私。

無時に清算終了。

清算が終わったとたんに、どんどんと先に歩き出すおばあちゃん。

私は荷物を抱えながら、おばあちゃんが自動精算機から取り忘れたレシートを手に追いかけます。

車に乗り込みお墓へ向かいます。

買い物でのポイント

高齢になると自己決定せずに決定を同行者に依存する傾向にある。

自分自身で考え、自分自身で決定して行動する機会を作る。

お金の計算など自分でできる所はそっと見守る。

いざお墓参りへ

お墓の駐車場に到着。ここからがおばあちゃんの山場です。

この日の天気は薄曇り。6月に入って晴天だと日差しがきつく高齢のおばあちゃんには身体にこたえるからこの天気は助かります。

ただお墓までの道のりは険しい。長い階段や坂道が続きます。

私はお供えのお花を抱えながら、おばあちゃんが転ばないように見守り一緒に歩きます。

足取りや段差の上がり方などもチェック

以前のお墓参りと比べて体力や筋力の衰えがないかも確認します。

やっとの思いでお墓まで到着!

その時、おばあちゃんが突然 

「あっ!!」

何事!?私も驚きます。

「お線香入れたカバンを家に忘れた…。まぁ本当にボケてきたなぁ。嫌になるわ~」

苦笑いするおばあちゃん。

(ありゃ~、家を出る前に確認してあげればよかった)と私の心の声。

浮かない顔になるおばあちゃんに声を掛けます。

「新しいお花をお供えして、手を合わせるだけでもいいんじゃない?」

気を取り直してお花をお供えします。

久々のお墓参りで新しいお花をお供えするだけでも手を合わせる時に穏やかな気持ちになるんですよね。

今回はお花をお供えしてお墓参りを終えることになりました。

お墓参りでのポイント

足場の悪い屋外では転倒に注意!

歩き方を確認して脚力など動きに変化がないかを確認する。

不安定な場所ではそっと手を貸してあげましょう。

お昼ご飯に向かうはずがまさか…

おばあちゃんの希望でお昼ご飯に近所のうどん屋さんに向かいます。

おばあちゃんは車酔いしやすいので積極的に話しかけて車酔いへの気をそらしてあげます。

話をしていると、私の違和感センサーが反応。

マスク越しのせいか、何だか話し方の歯切れが悪い。マスクのせいだとは思いたいけど。

まさか嫌な予感…。

「おばあちゃん。ご飯食べに行くけど、入れ歯って入ってる?」

「んっ!!ありゃ~」

「入れ歯も忘れとる~、今度こそ本当にボケたわ。まぁ本当にボケたわ。嫌になるなぁ~」

私も笑うしかありません。

「家は近いから入れ歯を取りに帰ってから食事に行けば大丈夫だよ」

そう言って一度帰宅。

入れ歯を入れて食べる準備はバッチリなのを確認。

うどん屋さんへ向かいます。

おばあちゃんが注文するのは釜揚げうどん。入れ歯のおばあちゃんには柔らかくなる釜揚げが合うのだとか。

私は釜たまうどんをいただきます。

おばあちゃんと出かけると楽しいし、変わりのない姿を確認できると安心します。

おばあちゃんの様子が変りないことに気持ちの安らぎを得ながら

お腹いっぱいになって無事にお墓参りルーティーンを終えるのでした。

出かける際のポイント

間違いがあっても否定しない。

一緒に出掛けることは楽しいこと、次も行きたいと思える言葉かけをする!

間違いがあっても笑顔で笑い飛ばしましょう。

あなたにとっての大切な人との時間が充実したものになりますように。

「面白い話」の宝庫な祖母。暇つぶしになるクスッと笑える実話集私には祖母がいます。90歳オーバーで現役一人暮らし。マイペースなのにどこか憎めない。そんな祖母と私の日常を綴っている祖母日記。お暇なあなたに読んでもらいたい笑える話にちょっぴりしんみりな話。全て実話のおばあちゃんとの話をお楽しみください。...

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こくだん
日常の発見や体験は人それぞれ。 自分の体験したことや新たな発見、少ない滑走日数でも充実している趣味のスノーボード、お出かけや旅行のネタを中心にブログ記事を書いています。

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