RIDEのPIGシリーズで唯一のツインチップモデル「ツインピグ(TWINPIG)」
ツインピグの使用感ってどうなの?
ワーピグとはどう違うの?
カービングはキレるの?
そんな疑問を感じたので試乗会で実際にツインピグを試してきました!
私が試乗したのは25-26モデルのツインピグ148。
ツインピグはカービングも地形遊びもスイッチランも楽しめるオールラウンドに使えるボードでした。
ワイドボードで板を立てたカービングをしながらも遊びの要素も取り入れたい人にはおススメのボードですね。
これから詳しく試乗のレビューをするので興味のある方は最後までご覧ください!
・RIDEのツインピグを試乗レビュー
・ツインピグは左右非対称のサイドカットが特徴的
・ツインピグのサイズを紹介
身長162cm 体重53kg
愛用ボード OGASAKA FC 154
ブーツ RIDE RASSO PRO WIDE 25.0cm
バイン FLUX XF (S)
RIDEツインピグの試乗評価レビュー

ホワイトピアたかすで開催された試乗会。以前から気になっていたRIDEのツインピグに試乗しました。PIGシリーズ唯一のツインチップモデル。カービングだけだなく、最近はスイッチランやグラトリに挑戦しているので個人的にかなり楽しみなボード。そんなRIDEツインピグの試乗レビューをしていきます。
RIDE PIGシリーズ唯一のツインチップモデル 「TWINPIG」

ホワイトピアたかすで開催されたスノーボード試乗会。
RIDEのブースには興味の湧きそうなボードがずらりと並んでいます。
そんな中で私が選んだのは「ツインピグ148」
過去にワーピグ、スーパーピグ、サイコキャンディは試乗していたものの、ツインピグは初体験。


25-26のツインピクは今までのポップなデザインからマットで落ち着いた雰囲気に変わっている。トップシートのデザインは個人的に好き、カッコイイ。
ツインと言うだけあってノーズとテールが同じ長さ、写真で見ても分かるように左右対象に見えますねぇ。

ツインピクを裏返してみると、ソールのデザインもカッコイイですねぇ!
ツインピクはツインチップモデルなんですけど、ヒール側はターンが安定するようにサイドカーブがトゥサイドとラインが違うんですよね。
つまり、ツインピグはツインチップだけどサイドカーブが非対称。
このヒール側のサイドカーブがターンにどんな味わいがあるのか楽しみ。
写真で見ても分かるように割とヒール側のサイドカーブはきつめですねぇ。
良く曲がりそう(笑)

と言うことでデザインとアウトラインをチェックしたらさっそくバインを着けてリフト乗り場へ。
まずはスケーティングでツインピクを感じてみます。
ワンフットのスケーティングは…
違和感ないですね。
ワイドボードはトゥとヒールが遠くてワンフットしにくいケースもあるけどツインピクは大丈夫そう。

リフトに乗ってみるとボードの重量を感じる。
ツインピク…それなりに重い。
と言うのも、ツインピクの前に試乗したのが軽さに定評のあるYONEXのSMOOTH。
SMOOTH…軽すぎなんですよ。
ツインピクが重く感じたのはSMOOTHの次に試乗したからなのかな?
まぁツインピク、軽くはないですね(笑)
ボードを上からのぞいてみるとワイドウエストでバインは大きくはみ出ていない。

ドラグしたくない人にはワイドでショートモデルのツインピク、いいかも。
わたし的にはワイドなウエストでボードをしっかりと立てたカービングがどんな感触か楽しみです。
ちなみに、私のブーツもRIDE。RIDE RASSO PRO調子いいです。


リフトを降りたらバインを締めてまずは板チェック。
ノーズ、テールに体重をかけてみるとしなりながら耐える感覚がある。
硬すぎてプレスできないとか、まくられたりはしない。
ノーズとテールは柔らかいけどトーションは硬めですね。
ちなみに、RIDEのスタッフさんに聞いたところ、ツインピグはライドの中では普通か柔らかい方だとのこと。
わたし的にはツインピグは割とハリ感のあるボードという印象。
ちなみに、試乗会のコンディションは朝一の締まったバーンが緩んできて程よく滑りやすいバーン。
天気も景色も素晴らしい最良のコンディションでした。

では、仕切り直して、ツインピグの滑りを確かめてみましょう。
まずは緩斜面で感触を確認。
ターンしてみると予想よりも素直にラインを描いてくれる。
角付けしたらそのままサイドカーブに沿ってスムーズにターンしてくれます。
PIGシリーズのメインモデルとも言えるワーピグは「ガツン」とターンに入るという何とも個性的な感触だったけど、ツインピクはマイルドな乗り味ですね。
ただ切り返しではワイドボード特有のトゥとヒールの遠さを感じる。
これは慣れの問題かな。
ツインピグでカービングしてみた
次に少し斜度のあるバーンでカービングしてみます。
スピードに乗せたターンをすると板を立てやすい!ガッツリ板を立ててのカービングはワイドボードだからやりやすいですねぇ。
ドラグの心配もなくガンガン攻められる(笑)
ボードの強さも感じるからある程度バーンが荒れていても弾かれたりせず、ツインピグは走破性も良いです。
ツインピグのグラトリはどうなの?
ターン性能を確かめたら次はツインモデルだからこそ楽しめるスイッチランもやってみましょう!
スイッチで滑ってみると…ターン操作の違和感がない。
ターンの入りも切り返しもレギュラースタンスと変わらない感覚。スムーズで扱いやすいですね。
ツインピクはスイッチカービングも切れます。
次に遊びの要素も確認。
わたしはグラトリ初心者なんですけど、今シーズンはグラトリの練習をしているので感触を確かめます。
スライドさせたりスピンしてみると
ワイドモデルではあるけど取り回しは重くもない。操作性も良好でずらしやすく変な引っ掛かりもありません。
地形遊びもどう楽しめるのか確認してみます。
地形に入って壁を上ってテールをスライドしてスラッシュ!
ボードをスライドさせやすくエッジが引っ掛かってバランスを崩すこともなく操作性の良さを感じられます。
ツインピグ、扱える幅が広くてカービングも切れるし面白い。
最後は流しながら緩斜面をカービングしてみるとボードも立てやすいし切れる。
やっぱりターンしやすい。ヒールサイドターンの安定感も良くて「ガガガッ」てテールが流れることなくターンを楽しめました。
ワイドモデルではあるけど、ワイドモデル特有の扱いにくさは感じず、カービングにスイッチラン、地形遊びとオールラウンドに遊べるボードでした。
試乗したRIDE ツインピグをカタログスペック表から再評価してみる

試乗したRIDEツインピグをカタログでスペック確認しながら再評価してみます。PIGシリーズなだけあってツインピグも個性豊かな形状をしていることが分かりますよ。
ツインピグの形状を確認

※RIDEのカタログから画像を引用しています。
ツインピグはツインチップのキャンバー形状
ノーズとテールはキックの上りが強いですね。
スライドさせたりと操作性の良さはこの形状が優位に働いていたのかも。
ワーピグやスーパーピグのような補強材も入っていないようなのでフレックスも柔らかくPIGシリーズの中ではグラトリなどの操作もやりやすいと思われます。
ツインピグのサイズは7サイズ。156はワイドモデルもある


ツインピグ148のウエスト幅は257mm。
ワーピグ148は260mmなのでツインピグの方が3mmウエスト幅が細い。
わたしはブーツサイズが25.0cm。ツインピグのウエスト幅でドラグの心配なくカービングできました。
ただでさえワイド設計なツインピグには156cmのみワイドモデルとなっています。
ウエスト幅はなんと、275mm!
ブーツサイズの大きい人にはおススメできるサイズですねぇ。
サイドカーブはあまり見ない表記ですね…
トウとヒールで違うということですね。
試乗した148はサイドカーブが複合されて最小で4.7m!
ボードも立てるとターンが切れたのはサイドカーブの構造も影響していそうですね。
それにしても、トウとヒールで1mくらい差があるのは面白い構造です。
【RIDE】ツインピグをレビュー!試乗会で感じたスノーボードの特徴とはを総括
【RIDE】ツインピグをレビュー!試乗会で感じたスノーボードの特徴とはのまとめ
RIDE PIGシリーズ唯一のツインチップモデル 「TWINPIG」
サイドカーブはトウとヒールで非対称設計
ツインピグは軽くはないが、取り回しは良好
ツインピグははワイドなウエスト幅でカービングがキレる
ツインピグのサイズは7サイズ展開。
特徴はPIGシリーズ唯一のツインチップモデルでサイドカーブは左右非対称