ライドのワーピグが気になるそこのあなた。
ワーピグは標準的な板より 6〜10cm 短めの板がおすすめって聞いたんだけど、
今使ってる板は 153。
マイナス10cm なら143
マイナス6cm なら147
XS142とS148、自分に合ってるのはどっちなんだぁ〜〜〜
自分にぴったりのサイズがわからない〜〜
そんなことで悩んでいませんか?
・実際に試乗したワーピグ142と148のレビュー
・142と148の決定的な違いを説明
・ワーピグのサイズ選びのポイント解説
サイズ選びの参考になる情報が知りたくてネットで検索しても、
サイトに出てくるのは一味足りない情報ばかり。
公式ページや販売ページの情報をまとめたサイトや、
142とか148などひとつのサイズにしぼったレビューがほとんど。
142と148のサイズ別の乗り心地をレビューして比較するサイトが見つからない…
乗り比べた情報があるといいのに⤵
情報がないなら、自分で乗り比べるしかない!
ということで、
試乗会でワーピグ142とワーピグ148を乗り比べできました~~
長さの違いは6cm 。
たかが6cm、されど6cm。
乗ってみて分かったんですが、 ワーピグ 142とワーピグ148は、全く違う表情を持つ板でした。
身長162cm 体重は55kg
普段使用しているボードは
OGASAKA FC 154
ブーツは バートンのアイオン 25.5cm
バインはフラックスの XF
カービングをメインでフリーランを好んで滑っている中級者です。
では、さっそくレビューいきましょう!
ライド ワーピグ XS142レビュー
ライドワーピグ142の板チェック
![](https://kokudanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/img_20231010_1236335578993000464650227-1024x576.jpg)
やってきたのは、ホワイトピアたかすで開催されている試乗会。
ワクワクしながらライドのブースへ向かいます。
並んでいる板の中から見つけましたぁ
ワーピグ142。
早速バインを取り付けて試乗スタート。
まずはフラットのバーンで板チェック!
左右のバインを締めて板の上で動いてみると、
今までには感じたことのない感覚が…
ワービング142、板全体がめちゃめちゃ硬い。
ノーズテールに体重をかけても、板がしならない。
トゥー、ヒールにトーションをかけても、板がねじれない。
私が普段乗っている「OGASAKA FC 154」は
セミハンマーのカービン向きなボード。
カービング向きのボードなので、それなりに板は硬いはず。
そのOGASAKA FCよりもワーピグ142の方が硬いとは…
「OGASAKA FC」を知りたい方はコチラから確認してみてくださいね。
ワーピグ142は、板の張り、硬さ、強さがあるから142という長さでもプラス10cmの板と同じように滑れるのかも。
と思いながらリフトに乗り山頂へ。
リフトに乗りながら思ったのは、
ワーピグ142は短い割にはそこまで軽くはない。
軽さで言ったら、「デスレーベル ブラックボックス」や
「CAPiTA ⅮOA」、「FNTC TNT」の方が軽かったですね。
「デスレーベル ブラックボックス」を知りたい方はコチラで確認してくださいね。
「CAPiTA ⅮOA」を詳しく知りたい方はコチラ↓
![](https://kokudanblog.com/wp-content/uploads/2024/03/wp-17102262359853642032182446424232-320x180.jpg)
「FNTC TNT」を詳しく知りたい方はコチラ↓
![](https://kokudanblog.com/wp-content/uploads/2024/05/wp-17159003872848324295756551730571-320x180.jpg)
ライドワーピグ142の滑り
![](https://kokudanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/img_20231010_1236072925070461862317537-1024x768.jpg)
この時のバーン状況は、前日のシャバ雪が圧雪されて冷え固まった早朝ガリガリバーン。
ホワイトピアたかすは、日が当たりにくい北向き斜面なので朝一番はよく締まったバーン状況が続きます。
カービンするには良いコンディションですね。
山頂に到着し、 バインを締めて、いざドロップイン。
142という長さで本当にターンができるのだろうか。
一抹の不安がありながらも滑ってみると…
普通に滑れるし、ターンもできる。
142という板の短さは感じず、カービングができる。
しかもカービングは…キ、キレる。
ターン中の不安感もない。
カービンってヒールサイドが抜けやすくて、ターン中にガガガッてズレやすいんですよね…
そんなズレもなく滑れる。
ただ、ガンガン板を立てようとするとさすがにドラグするので要注意。
短いから小回りが効いて、ショートターンも気持ちいい。
ワーピグ142すごいな…。
でも気になってきたこの感覚…
ライドワーピグ142使用感
ワーピグ142、硬い。
ボード 全体の硬さが気になる。
これは慣れて解決する感覚の問題ですね。
ちなみに、ワーピグは前評判でグラトリは△。
142という長さで取り回しがしやしそうだし、グラトリもやりやすいんじゃないと思っていましたが 、
実際に試乗してグラトリ向きではない理由が分かりました。
この硬さでグラトリは中級者の私には無理ゲーですわ。
上級者の人達は乗りこなしてキャーキャー言われるくらいに、イケてるグラトリをやるんだろうな…
驚異的な短さの板にもかかわらず、
カービングボード並みに切れるターンでゲレンデを疾走できるワーピグ142 。
乗ってみた感想は、この板、面白い。
短い板でカービングやフリーランを楽しみたい人は楽しめる板ですよ。
ライドワーピグ S148レビュー
ライドワーピグ148の板チェック
![](https://kokudanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/img_20231010_123421401825935052801277-1024x576.jpg)
続いて 私が最も気になっていたワーピグ148に試乗します。
ワーピグ142であの硬さと強さ…
ワーピグ148にサイズアップしたら、乗りこなせるのか…
まずはフラットバーンで板チェック。
この時点でワーピグ142とワーピグ148の違いを発見。
ワーピグ148はトーションをかけると板がねじれる!
142よりも板のしなやかさがあります。
ノーズとテールはまぁそれなりに硬い…。
板が長くなるほど板の硬さ、強さは上がると思っていたので意外でした。
さすが、オリジナルなフォルムで根強い人気のあるワーピグ。
他の板には当てはまらないところがワーピグの良さなのかも。
ワーピグ148の滑り心地に期待しながら山頂へ向かいます。
ライドワーピグ148の滑り
![](https://kokudanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/img_20231010_123325778393680502403586-1024x768.jpg)
バインを閉めて 滑り出し、ターンをした瞬間に違いが…
ターンの切り返し、トゥーとヒールが遠い…
ターンの切り返しが一つずつ「よっこらしょ」っていう感じ。
ヒールサイドターンから切り返してトゥーサイドターンに向かう途中、かかとに乗せていた体重をつま先のさらに先のトゥーサイト側に乗せる感覚。
これはワイドボード特有なのでしょう。
ただライドワーピグ148はワイドボード特有のもっさり感と言われているトゥーとヒールの遠い感覚が強い。
私は過去に同じウエスト幅260の「YONEX SⅯOOTH 158 wide」に試乗したことがあります。
「YONEX SⅯOOTH 158 wide」はワーピグ148よりも切り返しが軽かった印象があります。
「YONEX SⅯOOTH 158 wide」を知りたい方はコチラで確認してくださいね。
ウエスト幅の数値だけではなく、ボードのアウトラインの違いが滑りの感覚の違いになっているのでしょう。
ワーピグ148でターンを繰り返しているとさらに違いを発見。
ターンの入りが、ガツンとくる。
ターンにしなやかに入っていくのではなく、ターンのON-OFFがはっきりしている。
板を立てていったらすぐにターンに入る感覚は独特の滑り心地。
ワーピグ148でカービンをしていくと、気持ちいい点にき気付きました。
ターン中にしっかりと板を立てられる点。
がっつり板を立ててのカービングができるのは気持ちいいですね。
板を立てても、ガガガっと抜けないで耐えられる。
私のブーツサイズは25.5cm
ドラグを気にせずにガンガン板を立てられます。
しかも板の長さは148。
ブーツのドラグを気にせずに板をガンガン立てられるのに
板の長さは148で小回りも効く。
ワーピグ148…面白い。
ライドワーピグ148の使用感
ワーピグ142よりトーションが柔らかい板とはいえ 、ワーピグ148のボードは自体は強い。
「しなり」も「ねじれ」もない「一枚の板」に乗っている感じ。
スノーボードは一枚の板なので、そりゃそうなじゃないの?ってツッコミが入りそうですが…
今までにいろいろな種類のスノーボードに試乗してきた中では本当に「一枚の板」っていう独特の感覚でした。
う~ん、語彙力低くないか?
表現力の乏しさをお許しください…。
カービングは板を立ててガンガンにキレるし、取り回しも良し。
板の硬さは感じるけど、慣れが解決することでしょう。
普段からカービングをメインで滑っている私にとっては、ワーピグ148はかなりお気に入りの板になりました。
ドラグしないで板を立ててガッツリカービングしながらも遊びやすい短めの板を探している人には、ワーピグ148がおススメですね。
ワーピグの特徴とサイズ選び
ワーピグのスペック比較
ワーピグの特徴とスペックを見ながら142と148の違いを見ていきましょう。
まずはライドワーピグのメーカーの押しポイントを見てみましょう。
RIDEが誇るRoll-in-Construction技術“スリムウォール”を採用し、軽量化と高い振動吸収 性を実現しました。サイドウォールが3D形状にデザインされ、エッジへのパワー伝達を向上 させています。独特なWARPIGのシェイプは近年のスノーボードでは類を見ない多様性を持ち 合わせていて、オールマウンテン、フリースタイル、どちらのカテゴリーでも抜群のパフォー マンスを発揮します。カービングからビックジャンプ、バックカントリーのビックラインまで 滑る場所を選びません。テーパードされたBi-Radial-Sidecutはエッジグリップが良く、一般 的な細い板並みに早いエッジ切り換えが可能です。一方、ワイド形状なのでパウダーでも安定 性と浮力を足元に感じられます。WARPIGは誰もが認めるオールマウンテンボードです。
ライド 公式サイトより引用
ここからは、次のポイントが読み取れましたな…
特徴は3D形状にデザインされたサイドウォール。
サイドウォールのお陰で、エッジにパワーが伝わり、短さを気にしないカービング性能が引き出されているのですねぇ。
そして、注目なのがフラットロッカー形状。
![](https://kokudanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/image.png)
カービングできるならキャンバー形状でしょ?
ここがワーピグの不思議なところ。
フラットなのにカービングがキレる!
そして、フラットだから操作性も良いのでしょう。
次にサイズを見てみましょう。
全長(cm) | ノーズ幅(mm) | ウエスト幅(mm) | テール幅(mm) |
142 | 30.1 | 25.0 | 29.1 |
148 | 31.0 | 26.0 | 30.1 |
151 | 31.6 | 26.5 | 30.6 |
154 | 32.1 | 27.0 | 31.1 |
比較のために全サイズを表にしました。
ここで注目したいのが、幅なんです。
142と148は6cmという長さに注目しがちなのですが、
幅も10mmほどの差があります。
148~154までは3cm刻み。
幅も5mmの刻みの違いです。
しかし、142と148は幅の差が10mm。
この幅の差がターン中の切り返しの感覚の違いを出しているのです。
メーカーの人に聞いたサイズの選び方
板の長さって、体重で選ぶんじゃないの?
そう思っている人いませんか?
私もそう思っていたので、ライドブースにいたメーカーの人に聞いてみました。
『私の体重は55kgなんですが、この体重だと142と148はどちらがいいですか?』
返ってきた答えは…
体重は関係ないですよ~
マジか!?
サイズ選びは、自分の滑りたいスタイルに合わせて選ぶのが良いとのアドバイス。
これは参考になりますなぁ。
サイズ選びのポイント
サイズ選びのポイントを試乗した経験からまとめてみました。
142は標準的な長さのボードと同じ感覚でターンの切り返しができる。
取り回しやすいショートボードで普段の板と同じようにフリーランを楽しみたい人にはワーピグ142がおススメ。
148はワイドボード特有のしっかりと板を立てたカービングが楽しめる。
取り回しの良さを感じつつも、しっかりと板を立ててガンガンカービングで攻めたい人にはワーピグ148がおススメ。
同じワーピグでもサイズで特色が変わるものです。
そして、ワーピグ自体が独特のアウトラインなだけあって、乗り心地もかなり個性的。初心者の方には独特のクセが気になるかもしれません。
独特のクセを気にせず滑れるテクニックを身につけてワーピグでゲレンデを駆け巡りたいものです。
最後に…
このレビューは、私の個人的な感覚や感想が多分に含まれています。
体格や滑りの好みも違うので、ワーピグが気になっている方は、試乗会などで実際に乗り心地の違いを感じてみてくださいね!
⇩私が試乗したそのほかの板はコチラ⇩
デスレーベル ブラックボックス
レビューありがとうございます!ほんとにこの2サイズで迷ってました!神様です!
身長165体重65ブーツ25から25.5です。
二代目のwarpig48に乗っていて、もっと短いとどうなのかなと気になってました汗どちらがおすすめでしょうか⁇
よっちさん、コメントありがとうございます。
私の記事がよっちさんのお役に立てるのであればとても嬉しいです。
私もよっちさんと同じ迷いがありwarpig142と148を乗り比べた経緯があるので、warpigを選ぶボーダーには避けて通れない迷いですよね(笑)
私の滑りはカービングがメインで、たまに、スイッチでのターンやコース横の地形に入って遊ぶ程度の滑りとレベルです。
私の板を選ぶ基準は気持ちよくカービングターンができて、そこそこ遊べる板。
その基準から考えると、私はwarpig148をおすすめします。
今、よっちさんは二代目のwarpig148に乗っていらっしゃるとのことなので、148と比べて142がどう感じるかを私の主観でお伝えしますね。
まず、148よりも142の方が良いのか?と迷うポイントは、148より6cm短いことでの142の取り回しやすさだと思います。
私は乗り比べて、正直、142の取り回しの違いをそこまで大きく感じませんでした。142の方が板をさばきやすいとも思えなくて、それよりも板の硬さによる独特の乗り味が気になりました。(これは好みかも…)
ターンに関しては148の方が気持ちいい。よっちさんのブーツサイズが25から25.5と私と同じなので、148はウエスト幅が広く板を立てる技術は必要なものの、板を立てたカービングターンのしやすさは148。
148のワイドボード特有のカービングターンは気持ちいいですからね!
板の扱いやすさの違いはそこまで感じなくて、カービングターンがやりやすいのは148。
そんな理由で私はwarpig148をおすすめします。
私は身長162㎝、体重55㎏で脚力も弱いので142の特徴を引き出した滑りができないのもあるんですが…
地形遊びが好きで硬い板にも負けない脚力を持っている人であればwarpig142の楽しさを引き出せるのかもとも思います。
サイズ選びはどんな滑り方が好みかで変わると思うので、warpig142には142の良さがあり、warpig148には148の良さがあると思いますよ~。