祖母日記 PR

おばあちゃんがうなぎを食べた後のコメントが…

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今でも現役1人暮らし。 マイペースで ちょっぴり自分勝手。でもどこか憎めない。

たまにツッコミを入れたくなることもあるオモシロおばあちゃん。

おばあちゃんと一緒に過ごす時間には何かが起きる!

そんなおばあちゃんと私の日常を綴る祖母日記。

 

今回は、おばあちゃん立っての希望でうなぎ屋へ行くことに。

果たしておばあちゃんの口に合ううなぎに巡り合えたのか…

おばあちゃん

うなぎが食べたいんだがなぁ

おばあちゃん

他の記事には何書いたんだぁ?

うなぎが食べたい

ある日、おばあちゃんから珍しくお願いが…

「いっぺん、うまいうなぎを食べに行きたいんだわな」

おばあちゃんがうなぎを食べたがっていたとは知らなかった。

いつも、芋の煮物や大根の味噌汁とか食べてた方が調子がいいって話していたおばあちゃん。

そんなおばあちゃんから発せられた言葉が

「うなぎが食べたい」とは…

おばあちゃんがうなぎを食べたいっていう理由は何なんだろう?

あれだ、お年寄りが好きなNHKの番組とかで体に良いって早仕立ててうなぎを、食べな食べなって促してるやつ。

それとも、大好きな梅沢富美男が美味しそうにうなぎを食べてるシーンをテレビで見たとか。

そんな番組の影響受けた、そんな感じ??

いったい何に影響を受けたんだい?

もうこりゃ、聞くしかない!

「おばあちゃん、何でうなぎ 食べに行きたいの?」

「おお、それはな…」

返ってきた理由がまた予想外。

今は亡き私の父(おばあちゃんから見た息子)が働き出した時にご馳走したいとうなぎを食べに連れて行ってくれたのだとか。

その時のうなぎの味が美味しくて思い出に残っている。

だからもう一度うなぎを食べに行きたい。

それが理由だった。

そんな理由だったのか…なんか、おばあちゃんごめん…

いい話じゃないですか。

ということでさっそく、近くにうなぎ屋があるのかをググってみることに。

おばあちゃんは車酔いするからあまり長い距離のドライブができないんですよね。

運良く、最近できたばかりの新しいお店を発見。

おばあちゃんと話をして新しくできたうなぎ屋に行くことに決まりました。

一緒にうなぎ屋初体験

車で10分ほど走ったらお店に到着。

普段から通っている通りにひっそりとたたずんでいた、うなぎ屋さん。

古民家を改修したような外観。っていうかまるっきり民家。

昭和の雰囲気が漂い、まさに古民家。

看板やのぼりがなければ全く気付かない。(今まで何度も通りを車で走っていた私は気付かなかった)

これ知る人ぞ知るっていう雰囲気で、入店前から期待できるお店です。

入り口も昔の友人の家に来たような感じ。

飲食店感が全くないので、玄関前で

ここからでいいんだろうか…

入ったらおばさんがテレビ見てお茶飲んでたりしないよな…

どちらさん?とか言われないよな…

と戸惑いながら店内へ。

入ってみると、小綺麗なお店。

うなぎ屋で間違いなかった…。

お店に入ると4人掛けのテーブルが4つと8人掛けのテーブルが一つ。

店内もこじんまりとしています。

8人掛けのテーブルにはすでに6人分の箸が用意されており予約客がいるようです。

奥から店主の声が聞こえ、

「予約の人じゃないよね?少し待つけどいい?」

何とも忙しそうな雰囲気で店主が対応してくれます。

どうやら 一人で全てを切り盛りしている様子。

待つことを了承して、奥の席に座りメニューを見ることにします。

店主が1人で切り盛りしてるこのお店。

もしかして実はいいお値段するお店だったりする?

メニューの種類っていうよりは、まず値段が気になりメニュー表を開いてみることに。

うな丼 1950円

マジか!

めちゃくちゃ良心的じゃないですか!

私もおばあちゃんも二人仲良く同じうな丼を頼むことにします。

そこに1名来店。「予約の持ち帰りうなぎなんですけど…」

更に、予約のテイクアウト客まで入ってくる状況。

このうなぎ屋さん、めちゃくちゃ流行ってる!

私の座った席は厨房がのぞける場所。

店主は忙しく予約客用の6名分のうなぎをさばいています。

さばいて、焼いて、ごはんを準備して、一人で工夫しながら切り盛りする姿からひたむきさが伝わってきました。

一人でやっているんだし、ゆっくり待とう。

ほんとに待って40分…(よく待ったよ私たち)

待ちに待ったうなぎが到着。

お膳にはどんぶりとお吸い物、漬物がついています。

さっそくいただくことに。

身はふっくらで皮はパリッと

うなぎのタレもご飯と相まって食欲をかき立てる。

うっ、うまい…

この店、当たりだわ。

おばあちゃんもうなぎを食べられて満足そう。

90歳を過ぎて孫と外食に出かけているおばあちゃんを眺めながら、

大したもんだと感心しつつ、

一緒に出掛けられるおばあちゃんの元気さに感謝をする私でした。

おばあちゃん、ありがとう。

おばあちゃんのコメントが…

おばあちゃんと一緒にうなぎを満喫した私、お腹も心も満たされて帰路に着きます。

さぞかしおばあちゃんも満足しているだろう。

おばあちゃんの心持ちが気になってきた私は思わず聞いてしまいました。

「おばちゃん、うなぎはどうだった?」

ここで変化球がバシバシ投げ込まれることに…

「この店は二度と行かんからな」

おばあちゃん、そんな曲がる球、取れないし…

「皮も硬いし、昔食べたうなぎとは全然違ったわ」

想定外の変化球は受け取る準備ができない…

「やっぱり、昔行った店でないといかんわ」

おばあちゃん、そんなに投げる球を変化させるなら前もって教えてよ…

いやぁ~おばあちゃん、言うよね~~~

おばあちゃん、昔は今と違ったでしょ?

変わったことがあるでしょ?

歯っ、歯っ、歯っ!

もう一回言うよ、歯

若いころは気にせず何でも噛めたでしょ?

今はね、入れ歯になったんだから硬く感じているだけだよ?

店主は誠実にうなぎを焼いてくれたよ?

まぁ、[食べ物あるある]で美味しいかどうかは人それぞれですからね。

私は十分柔らかく感じたけどなぁ…

そう思いながら車を走らせ、家に着くまで話を聞いてあげることにしました。

柔らかいうなぎかぁ。

また今度、家で焼いてあげようかな。

ふるさと納税でも良いかもなぁ…

おばあちゃんに美味しいうなぎを食べてもらいたいと再チャレンジをもくろむ私でした。

「面白い話」の宝庫な祖母。暇つぶしになるクスッと笑える実話集私には祖母がいます。90歳オーバーで現役一人暮らし。マイペースなのにどこか憎めない。そんな祖母と私の日常を綴っている祖母日記。お暇なあなたに読んでもらいたい笑える話にちょっぴりしんみりな話。全て実話のおばあちゃんとの話をお楽しみください。...

おばあちゃん

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こくだん
日常の発見や体験は人それぞれ。 自分の体験したことや新たな発見、少ない滑走日数でも充実している趣味のスノーボード、お出かけや旅行のネタを中心にブログ記事を書いています。

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