RICE28からリリースされているTP8はどんな使用感なのか?
TP8はカービングしてもキレるの?
TP8はパウダーボードとしてどのくらい使えるの?
長さと取り回しはどうなの?
RICE28 TP8は長いのに扱いやすいオールラウンドパウダーボードなんです。
オールラウンドに使えるパウダーボードの使用感ってどうなのか?気になりますよね。
そこで今回は「RICE28 TP8の使用感」を試乗したレビュー記事とスペック表の考察を元に大公開していきます。
実際に試乗したからこそ分かった特徴やカタログを参考に他のモデルとの比較もしているので、ぜひ最後までご覧ください。
・RICE28 TP8は長さのわりに扱いやすい
・RICE28 TP8はパウダーの浮力がある
・RICE28 TP8でフルカービングは技術が必要
身長162cm 体重は53kg
普段使用しているボードは OGASAKA FC 154
ブーツは ナイトロ クラウン 24.5cm
バインはフラックスの XF Sサイズ
RICE28 TP8に試乗してみた
RICE28 TP8に試乗した印象
RICE28 TP8はどんな人におススメのボードなのか?
パウダー用のボードとオールラウンド用のボードを2枚も持てない…
けど、1枚でパウダーも滑りつつオールラウンドに遊べる板が欲しい
と言う人におススメしたいボードがTP8です。
TP8に私が実際に試乗したレビューをこれからお話ししますね。
モリスポ試乗会でRICE28 TP8に試乗
モリスポ試乗会で気になっていたRICE28のTP8に試乗。
この日はすでにRICE28のRT6・7・8・9に試乗済み。
最後にTP8を試乗することにしました。
TP8は長めのサイズでも大丈夫って情報があったので157cmをチョイス。
私は普段使用しているボードがOGASAKA FC 154で、すでに試乗したRTシリーズも154サイズを中心に試乗してきました。
なので、私からするとTP8の157は長めだなと言う印象。
RICE28のスタッフの方にTP8の157を試乗したいと伝えると運よく試乗機があったので手渡してくれました。
手に取ると、オールラウンドに使えるというだけTP8は157cmでも思った以上に軽く感じます。
まずはTP8を観察。
パウダーにも対応できるだけあってノーズの形状が尖っていますね。
トップシートは和の雰囲気を感じるグラフィック。
ソールは走りが良いと言われているグラファイトソール。
キックの反り上がりもあってパウダーも浮きそうな形状。
キック部分のソール面に「ライス28」のワンポイントがあるデザインは遊び心がありますね。
バインディングを装着したらリフトに乗って山頂を目指します。
TP8の使用感
リフトから降りたらTP8の板チェックです。
足を捻じったりノーズやテールに体重をかけてみるとトーションもフレックスもかなり柔らかい印象。
RT8と比較すると圧倒的にTP8の方が柔らかいですね。
中・高速域でのフリーランにも使えるRT8の使用感はどうなのだろうか?
この日のゲレンデは前日の積雪がうっすら残っているコンディション。
ゲレンデ脇にはパウダーが残っている~
浅めのパウダーでもTP8の感触が確かめられるのは嬉しい。
まずは緩斜面でターンの感触を確認。
ノーズ・テールと体重をかけるとターンの入りは滑らか。
反応は少し鈍い気もしますが操作感はまずまずです。
続いて、ゲレンデ横のパウダーに入ってみるとしっかりとノーズが浮く。
パウダーに入ってもノーズが沈んでいく気配がない。
私は普段OGASAKA FC154はパウダーに入るとテール荷重をかなり意識しないとノーズが沈んでいくんですよね…
TP8は何もしなくても沈まずに進んでいくから楽だし浮遊感が気持ちいい。
キックの形状でここまで変わるのかぁと感心しました(笑)
続いてはカービングターンに挑戦。
ボードの長さはあるし、ウエスト幅も少しワイド設計だけどキレるのか?
急斜面でのカービングターンはスピードに乗せるとノーズとテールが少し暴れる。
切り裂いていくカービングはしっかりとボードを押さえるように荷重しないと不安定…
ガッツリ板を立ててのカービングは難しいですねぇ。
オールラウンドに使える遊びの方はどうだろうか?
長さのわりに引っかからないでずらすことができる。
157のサイズではあるけどスライドさせたりスイッチランはやりやすい。
ボードが軽いから取り回しもしやすい。
オールラウンドもパウダーにも使えるTP8。
パウダーはしっかり浮力もあるし、取り回しもしやすくてオールラウンドにも遊べる。
カービングはほどほどに楽しめるボードでした。
試乗したRICE28 TP8をカタログから再評価
RICE28 TP8は5サイズ展開
RICE28 TP8は144~157までの5サイズ展開。
TP8はRTシリーズよりも少しウエスト幅がワイド。
有効エッジと接雪長はTP8の方が短いんですよね。
157サイズでスペックを比較してみましょう。
モデル | 有効エッジ | 接雪長 | ノーズ・テール幅 | ウエスト幅 | サイドカット |
TP8 157 | 117 | 112 | 29.0 | 25.4 | 900 |
RT8 157 | 124 | 120 | 29.0 | 25.0 | 855 |
RT9 157 | 124 | 120 | 29.0 | 25.0 | 855 |
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TP8は157のサイズで比較すると有効エッジは6cm、接雪長は8cmも短めなんです。
その短さが取り回しやすさにつながっているんですね。
ノーズ・テール幅は同じでもウエスト幅は4mm太目。
だからサイドカーブもTP8の方が大きくなっています。
TP8のトータルフレックスはRT8と同じ作りになっています。
私の個人的感覚ではTP8の方が柔らかく感じたのですが…これは人それぞれですね(笑)
RICE28 TP8はサイズごとにカラーリングが違う
RICE28 TP8はサイズごとにカラーリングが違うんですね。
同じモデルは同じカラーが多い中でTP8はカラーを変えているというこだわりっぷり。
【RICE28】TP8の実力を確かめたくて試乗した話。オールラウンドパウダーボードの評価の総括
【RICE28】TP8の実力を確かめたくて試乗した話。オールラウンドパウダーボードの評価は?
RICE28 TP8は長いのに扱いやすいオールラウンドパウダーボード。
パウダーはしっかり浮力もあるし、取り回しもしやすくてオールラウンドにも遊べる。
カービングはほどほどに楽しめるレベルなのでカービングに比重を置きたい人はWRXSnowboardのMk-Uがおススメです。