【MOSS】リボルバーRRR(トリプルアール)を試乗したOGASAKA FCユーザーの評価レビュー!

節約家PTスノーボーダーのこくだんです。
「カービングにおすすめなボードは?」と聞かれたら、必ず名前の挙がる名機。
MOSS REVOLVER RRR(リボルバー・トリプルアール)。
「RRRってどんな滑りができるの?」
「中級者レベルでも扱える?」
「OGASAKA FCとの滑り心地の違いは?」
そんな疑問を感じたので、実際にMOSS REVOLVER RRR(154cm)に試乗してきました。
結論から言うと、RRRはワイドなウエストで板が立てやすく、それでいてターン後半の切り返しが驚くほどリズミカルなボード。
正直、「自分はカービングが上手くなったのでは?」と錯覚させてくれる至高の1本でした(笑)。
メーカーさんに取材して分かった「構造の秘密」や、愛機OGASAKA FCとの違いも含めて詳しくレビューします!
※試乗したのは最新モデルではなく23-24モデルになります。
身長162cm 体重は55kg
普段の使用ボード OGASAKA FC 154
ブーツは バートンのアイオン 25.5cm
バインはフラックスの XF (Sサイズ)
【ネーミングの謎】「Rの数」は性能の階級ではなく「開発の順番」

ダイナランドで開催されたMOSSスノーボードのメーカー試乗会。
過去に試乗したことのあったRRRについて、詳しくスペックを教えてもらう機会がありました。
まず知っておきたいのが、モデル名にある「Rの数」の真実です。
「Rが3つのRRRは、Rが2つのRRよりもカービングの切れ味が強い最上級モデルなのかな?」とイメージしていたのですが、メーカー担当者さんによると実は違っていたのです。
もともとMOSSには「REVOLVER(リボルバー)」というラウンド形状の名作カービングボードが存在します。
- 最初に派生したモデル: REVOLVER RR
- 次に派生したモデル: REVOLVER RRR
つまり、“Rの数”は単純に開発・派生した順番を表しているだけで、性能のランクや切れ込みの強さを意味しているわけではありませんでした(笑)
この前提を知るだけで、板選びの視点がぐっとクリアになります。
【設計・形状の特徴】ノーズ:セミハンマー × テール:ラウンドの「異体ハイブリッド」

RRRの最大の特徴は、その独創的なアウトライン(形状設計)にあります。
一見するとセミハンマーヘッドに見えますが、実はノーズとテールで全く異なる役割を持たせています。
ノーズはセミハンマー形状、テールはラウンドボードの操作性となっているのです。

ノーズはマイルドなセミハンマー形状でターン初期のエッジグリップと捉えやすさを確保。
テールはラウンド形状で接雪長とウエスト幅を絶妙に調整し、ターン後半のエッジ抜けをスムーズにしていたのです。

じっくり見比べると、テールがわずかに角張り感が弱いです。
ハンマーヘッド特有の「強いグリップ力」を維持しつつも、「もっとスムーズに切り返したい」「ゲレンデの地形やさまざまな雪質に対応したい」というライダーの声を反映した、まさに「捉えと抜きの融合設計」となっています。

グラファイトソールで滑走性の良さも抜群です。

コア自体はぶ厚いモデルとは違いスリムで、手に取ると軽量な扱いやすさを感じます。
キャンバーはアーチも効いていて反発の良さが伺えます。
【構造・スペックの特徴】太めのウエスト幅と選べる2ラインナップ
スペック面においても、カービングを快適に楽しむための工夫が詰め込まれています。
① 全サイズが比較的にワイドなウエスト設計

ウエストが細めのモデルが多いMOSSスノーボード。
その中でRRRは、短いサイズから大きいサイズまで全ラインナップが比較的ワイドなウエスト仕様になっています。
私が試乗した154cmでウエスト幅は250mm。
ブーツドラグ(爪先や踵が雪面に引っかかる現象)を気にすることなく、安心して極限まで深く板を立て込む(角付けする)ことができます。
② 素材で選べる「ウッド」と「Ti(メタル)」
RRRはライダーの好みや滑走スタイルに合わせて、2つのマテリアル構成が用意されています。
- ウッドモデル: しなやかな反発と扱いやすさを備え、足元のフィーリングが素直なモデル。
- Ti(メタル入り)モデル: ぶ厚い安定感と振動吸収性を持ち、高速域での走破性を極めたモデル。
MOSS REVOLVER RRR(154)との出会い

ここからは、実際に23-24モデルのRRRに試乗した体験をレビューしていきます。
MOSS REVOLVER(RRR)154に試乗したのはホワイトピアたかすで開催されたモリスポ試乗会。
当日は3月上旬の気温が高いザラメ雪で、荒れたボコボコバーンというタフなコンディションでした。
普段乗っているOGASAKA FCと同じ「154cm」がMOSSブースにあったため、「FCとどう違うんだろう?」という軽い気持ちで試乗してみることに。
正直、MOSS REVOLVER(RRR)は名前を知っているくらいでカービング向けのボードなんだよなぁってくらいのイメージ。
チェックしていた訳じゃないんだけど、MOSSのブースに足を運んだら偶然にもMOSS REVOLVER(RRR)154が手を伸ばせば届く場所にあるではないですか。
154なら普段乗っているOGASAKA FCと同じ長さだから試乗しようかなって、軽い感じで試乗してみました。

OGASAKA FCが2.8cmのセットバックだから、単純に倍くらいの6cmのセットバックが入ってるってことは、テールがズレにくくて乗りやすそう…そんな思いで試乗すべく山頂に向かうのでした。
MOSS REVOLVER(RRR)の滑り心地
時際に滑ってみると、MOSS REVOLVER(RRR)滑りやすさは想像以上!
まず、程よくワイド設計のボードだから板がしっかり立つんです。
それなのに、切り返しはスムーズでクイックに動いてくれる。
ワイドではあるけど、ワイド過ぎない程よいウエスト幅でターン切り返しのモッサリ感もない。MOSSの設計が際立っていることがよく分かります。
さらに、セットバックのお陰なのかテールがズレないからターンの安定感がハンパない。
ヒールサイドでズレてガガガってならないから無駄に下半身を踏ん張らなくて済むから楽~。
ターン後半でボードを踏み込むと反発が返ってきて次のターンへの切り返しがリズミカルになる。
テールのラウンド形状のおかげで、テールがターン後半で引っかかりすぎないから切り返しやすいんですね。
ターンしながら次のターンへ、次のターンへって滑ってるのが楽しくなっちゃう。
ちなみに、試乗したのは3月上旬のザラメ雪。
いろんなボーダーが滑った後の荒れたボコボコバーン。
そんな荒れたバーンでもMOSS REVOLVER(RRR)は関係なし。
重厚感があるから荒れたバーンでも気にせずキレていく。
自分の滑りが上達していると勘違いしてしまう…
走破性を備えて高速域の安定感があるMOSS REVOLVER(RRR)乗り心地は病みつきになりそう(笑)
荒れたバーンも気にならず、板を立ててズレないキレたカービングターンができる。更に板の反発も感じながらどんどん滑っていける。
・ボードを立てたカービングがやりやすい
・程よいワイド設計で切り返しもスムーズ
・テールに荷重がかけやすくヒールサイドターンがズレない
・荒れたバーンも気にならない走破性がある
テクニカル向けなイメージもあるMOSS REVOLVER(RRR)ですが、カービングの上達を目指している中級者レベルでも乗りやすく操作しやすいという印象を持てるボードでした。
道具の力に助けてもらいながらカービングを上達したいって人には一度乗ってもらいたいボードですね。
こくだんスノーボードの全試乗モデルが一覧になったページはコチラをチェック!
MOSS REVOLVER(RRR)Tiはメタル入り

MOSS REVOLVER(RRR)154に感動してMOSSのブースに戻ると、MOSS REVOLVER(RRR)Ti154というボードがある。Tiって何だ?と思ってスタッフの人に質問すると、
Tiはメタルが入っていると教えてくれました。
MOSS REVOLVER(RRR)154に感動した私は、テンションMaxなままにMOSS REVOLVER(RRR)Ti154も試乗することに。
メタル入りの違いも感じちゃいました。
REVOLVER(RRR)Ti154はサクッといきますね。
・メタルがあることで板の重厚感が増す。
・硬くなるため板を踏み込んでも反発を感じにくい。
・メタルなしと比較して板の操作感が重く感じる。
春先の柔らかいザラメ雪のバーンでは、メタルなしのウッド本来のしなりや反発が使えるREVOLVER(RRR)154の方が私好みでした。
ハイシーズンの締まった圧雪バーンならREVOLVER(RRR)Ti154で深く掘ったカービングターンもできるのかな…
締まった圧雪バーンでREVOLVER(RRR)Tiに乗ってみたかったな…
高速域で急斜面をガンガン切り裂いて滑りたい人にはREVOLVER(RRR)Tiおススメかも。
REVOLVER(RRR)とOGASAKA FCの違い
REVOLVER(RRR)とOGASAKA FCの違いは以下の通り。
- 全サイズがワイドモデル
- 短いサイズもワイド設計
- ボードが立てやすい
- 雪面を噛むような安定感がある
- 大胆に操作しても安定する
- ポジション移動が少なくて済む
- ヒールサイドターンがズレにくい
- 標準モデルとワイドモデルがある
- ワイド設計は157から
- 標準モデルはドラグの心配あり
- 雪面に吸い付くような安定感
- 繊細な操作で安定する
- 前後のポジション移動が必要
- ヒールサイドターンがズレることあり
REVOLVER(RRR)とOGASAKA FCとの滑り心地の違いは板の立てやすさとヒールサイドのズレ。
REVOLVER(RRR)154はカービングで板を立ててターンがズレにくい。
OGASAKA FCのカービングはオートマチックでポジションの移動はあまりいらないなんて言いますけど、私の感覚ではREVOLVER(RRR)の方がさらにオートマチックで楽にカービングターンができるって印象。
ウエスト幅の太いREVOLVER(RRR)154はワイドボードのメリットを享受していますね。
え~っ!? OGASAKA FCもワイドボードあるんじゃね?って思った人。
OGASAKA FCは154のサイズにはワイドボードがありません…。
OGASAKA FCのワイドボードは157からなんですよねぇ。
なので、154サイズでワイドボードが気になる人はREVOLVER(RRR)が良いかも。
REVOLVERは更に短いサイズ展開もあるしね。
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