RIDEワーピグから派生したボードスーパーピグ。
ワーピグとスーパーピグは違うボードなのだろうけど、滑った印象はどのくらい違うのだろうか?
そんな素朴な疑問があったので、試乗会で実際にスーパーピグに試乗しました。
過去にRIDEワーピグとサイコキャンディにも試乗していたのでスーパーピグに試乗して違いを感じ取れました。
やっぱりワーピグとスーパーピグは違うボードでしたよ。
これれからスーパーピグに試乗て分かったことやワーピグとの違いを解説していきますね。
・デザインではスーパーピグもワーピグも違いがない
・スーパーピグとワーピグの違いはソールと硬さと形状
・スーパーピグとワーピグの違いはカービング
身長162cm 体重は53kg
普段使用しているボードは OGASAKA FC 154
ブーツは ナイトロ クラウン 24.5cm
バインはフラックスの XF Sサイズ
ライド スーパーピグとワーピグの違いが気になって試乗評価してみた
RIDE スーパーピグ(SUPERPIG)に試乗
ライドスノーボードと言えばワーピグ。
太いウエスト幅が特徴的で普段使用しているサイズよりも短いサイズでカービングもキッカーも楽しめるマジックボード。
そんなワーピグから派生したボード、スーパーピグ。
名前が「スーパーピグ」なんて何がスーパーなんだろう…って気になっちゃう。
ということで、スーパーピグに試乗してワーピグとの違いを体感してみましょう(笑)
スーパーピグのサイズは148をチョイス
めいほうスキー場で開催された試乗会。
並んでいるボードの中から見つけましたよスーパーピグ。
私が選んだサイズは148のSサイズ。ワーピグ148も試乗経験ありです。
ライドスノーボードのスタッフの方にスーパーピグの試乗希望を伝えてバインを取り付けてもらいます。
取り付けてもらっている間にスーパーピグとワーピグの違いを聞いてみることに。
「スーパーピグとワーピグって形状に違いはあるんですか?」
「スーパーピグもワーピグもアウトラインは同じですよ~」
やっぱりアウトラインは同じだったのか…
ネットのカタログ写真でワーピグとスーパーピグを見比べるとわずかな差でスーパーピグの方が細く見える気がする…スーパーピグはサイコキャンディ寄りのアウトラインなのか?
そんな疑問を抱いていたので個人的な疑問は晴れました。
バインを取り付けたので次はボードの細部を見てみましょう。
スーパーピグとワーピグの違いはソールと硬さと形状
スーパーピグとワーピグはソールが違います。
スーパーピグのソールは耐久性に優れるカーボン入りのシンタード。
写真でもわかるように真っ黒の滑走面(ノーズとテールにわずかなデザインが入っているのみ)
滑走性は良さそうですね。
硬さはスーパーピグの方が少し硬めとのことですが、手に取った印象ではまだ分からないから後で履いてから板チェックすることにします。
アウトラインは同じスーパーピグとワーピグは形状に差があるんですよね。
スーパーピグはキャンバー構造、ワーピグはフラット構造。
写真でもセンター部分が反っているのでキャンバーが入っているのが分かりますね。
ちなみに、スーパーピグもワーピグもサイドウォールが3D形状になっている点は同じです。
カタログではスリムウォールと記されていました。
サイドウォールが三角にとがっているんですよね。
この形状ならターンでボードを立てていった際に雪面にエッジが刺さって雪面をしっかりと噛んでくれそうな気がする。
一通りボードの確認をしたらリフトでゲレンデ上部を目指します。
ソールが違う。(スーパーピグの方が滑走性のよいカーボン入りシンタード)
スーパーピグはキャンバー構造、ワーピグはフラット構造
ボードの硬さが違う(スーパーピグの方が少し硬い)
RIDEワーピグに試乗した記事はコチラ↓
ワーピグとスーパーピグの違いが分かるのか滑りで評価
リフトを降りたらバインを締めてフラットバーンで板チェック。
足をヒール側・ノーズ側と力を加えてトーションの確認。
スーパーピグのトーションは張りはあるものねじれる。
スーパーピグもワーピグもトーションの違いは分からないレベルと言ったところかな。
ノーズ、テールに体重をかけたり足を引き上げてフレックスも確認。
スーパーピグのフレックスは張りがあって硬いけど、これもまたワーピグとの差を感じられない…
ちなみに、私は脚力が弱めなのでワーピグは硬いボードと感じています。
スーパーピグはワーピグより少し硬めとのカタログ表記なので差はあるのでしょうが、中級者レベルの私には違いを感じ取れない硬さの違いだと分かりました。
やはり違いが出るのはキャンバー構造かフラット構造なのかってところかな…
スーパーピグの滑りで違いを確認してみましょう。
滑って分かったライドスーパーピグとワーピグの違いを試乗評価レビュー
スーパーピグの滑りを確認
この日は寒気の影響で積雪があって程よく締まった滑りやすいバーン。
気温もマイナスをキープでシャバ雪にはならず3月の奥美濃ではありがたいコンディション☆彡
今回の試乗会はリフト1本分が目安時間なので、めいほうスキー場の中斜面から緩斜面で滑りをチェックすることになります。
まずターンをしてみると…
ウエスト幅太目なワイドボード特有の感触があります。
トゥとヒールはやっぱり遠い(笑)
私は24.5cmのブーツサイズなのでウエスト幅26.0cmはやっぱり太いですね。
これならブーツのドラグの心配は無用。
ちなみにボードを立てていくとラウンドボードとは違って一気にターンに入っていく感じ。
ワーピグと似た感覚ですね。
独特の形状はハンマーヘッドに近いものを感じてしまいます。
スーパーピグとワーピグの違いはカービング
軽くターンを繰り返して操作感をつかんだら次はカービング!
私は普段からOGASAKA FCでカービングを楽しんでいるのでワイドボードでガッツリボードを立てたカービングに挑戦です。
私が普段使用しているOGASAKA FCの新型モデルレポートはコチラ↓
スーパーピグはスピードに乗せてカービングするとズレないでターンがキレる!
ボード自体は短いのにワイドなウエスト幅でしっかりと雪面を噛んでいる。
スーパーピグもワーピグ同様にワイドボードならではの安定感がありますね。
スーパーピグはターン後半で体重を乗せていくと抜けが良くて次のターンへの反発も得られる。
フラット構造のワーピグとキャンバー構造のスーパーピグはカービングターンの跳ねるような反発感が違う。
個人的な印象だけど、ワーピグよりもスーパーピグの方が滑ってると硬さを感じにくい。
ボード自体の反発を感じるターンは普段使用しているボードに近い気がする。
調子よくカービングターンしているとボードをどんどん立ててターンしたくなっていく。
ヒールターンでボードを立てることに意識が向きすぎて「ズザザザ~」
ボードは短いので前後のバランスを崩すと簡単にテールが抜けて転びます(笑)
ボードの長さが短い分、ターンの前半と後半の荷重バランスは意識が必要ですね。
スーパーピグのスイッチランはできる
スーパーピグもワーピグと同じアウトライン。
足下だけで見るとツイン形状なのでスイッチランも問題なく滑れます。
短いサイズだから取り回しもしやすい。
地形遊びにも入れます。変な引っ掛かりもないしカービングだけじゃなく楽しめる。
グラトリ初心者の私には扱いきれないですが、技術がある人ならグラトリもできると思います。(技術がある人はハンマーヘッドボードでもグラトリやってるくらいですからね)
私が試乗したライドピグシリーズ
私はライドのピグシリーズのワーピグ、サイコキャンディ、スーパーピグに乗っています。
個人的な印象ですが、一番マイルドな乗り味だったのはサイコキャンディ。
ターンの入り方も滑らかでラウンドボードに近い癖のない乗り心地。
ワーピグとスーパーピグはちょっとクセのある乗り味のボードですね。
スーパーピグとワーピグの違いはオールマウンテン寄りかカービング寄りかと言ったところですね。
カービングターンをガッツリ楽しみたいならスーパーピグ。
オールマウンテンで楽しみたいならワーピグ。
ワーピグの滑りなら安藤゛ANDY ゛健次さんの滑りを参考にすると良いと思います。
スーパーピグに合わせたバインディングはFLUX XF
スーパーピグに合わせたバインディングはFLUX XF
カービング向けの硬めのモデルではあるけど硬すぎずボードの上でも自由度のある動きができるバイン。
硬めのスーパーピグには相性良く滑ることができたと思います。
ちなみに、試乗会で使った衝撃的なバインディングがユニオンファルコア。
柔らかいアンクルストラップに剛性のあるベースプレート。
ボードの性能を引き出して自分が上手くなったと勘違いさせてくれるバインだと思いました。
RIDEスーパーピグに試乗!ワーピグとの違いはあるのか?カービングメインで評価してみたを総括
【RIDE】スーパーピグに試乗!ワーピグとの違いはあるのか?カービングメインで評価してみたのまとめ
✅アウトラインは同じスーパーピグとワーピグは形状に差がある。スーパーピグはキャンバー構造、ワーピグはフラット構造。
✅スーパーピグのソールは耐久性に優れるカーボン入りのシンタード。
✅カタログではスーパーピグはワーピグよりも硬いと表記があるが、使用すると大きな差は感じられない。
✅スーパーピグとワーピグの違いはカービングの感触。スーパーピグはターン後半で体重を乗せていくと抜けが良くて次のターンへの反発も得られる。
✅スーパーピグはスイッチランも問題なく滑れる。