【SALOMON】XA SUPERMATIC試乗レビュー!パウダーボードで感じた操作性とSHADOW FITとの違い

SALOMONから登場する、あの革新的なバインディングが気になっていませんか?
「ステップインの利便性は実用的なの?」
「レスポンスの評価が気になる?」
「パウダーボードやHPSシリーズとの相性が知りたい!」
こんな疑問に、普段はOGASAKA FCを使用してキレのある板を好む私が、ガチ試乗した感想をお伝えします。
結論から言うと、XA SUPERMATICは「究極の快適さ」と「ルーズな乗り味」を両立した、新感覚のフリーライド・バインディングです。
私の個人的な感想も含めたレビューを交えて解説していくので興味のある方は最後までご覧ください。
試乗評価したXA SUPERMATICは「快適性とルーズさ」が共存する新デバイス!おすすめポイント3選

25-26モデルで大注目のXA SUPERMATICを使用して感じたポイントは以下の3つ。
リフトを降りて5秒でスタートできる圧倒的な利便性
「締まっているのに柔らかい」今までにないホールド感
パウダーでのサーフスタイルに合うルーズな反応
① ナイデッカースーパーマチックと同様に圧倒的な着脱スピード。ただし「初期セッティング」は入念に
SALOMON試乗会で発見した「XA SUPERMATIC」
最近話題になっているあの「スーパーマチック」のSALOMONモデル‼
「サロモン スーパーマチック」で注目されそう。
ナイデッカーのスーパーマチックとの違いは気になるところ。
と言っても、私はスーパーマチック自体が初体験。
本家との違いを比べられる訳ではないものの、新しいシステムのバインディングならばやはり試したいという気持ちが高まり試乗することにしました。
まず驚くのは、ナイデッカーの技術を継承した自動着脱システム。
立ったまま脱着可能なバインディングはどのような構造なのか…
確認しながらボードに取り付けていきます。
これがまた、ひと手間かかってしまった。
通常のバインディングは2×4のネジを締めてボードに取り付けて、フットベットをパチンと固定して終わり。
しかし、「XA SUPERMATIC」は違います。
フットベットをネジで固定します。
下の写真は右側にぶ厚いフットベットと、フットベットを固定する小さなネジが写っています。

このフットベットの調整に手間がかかりました。
特に小さいネジを紛失しないかヒヤヒヤしながら取り付けましたよ(笑)
※ゲレンデの雪の上でセッティングはネジ紛失リスクが高いので、事前の自宅セッティングを強く推奨します。
ヒールカップはガッチリして重いと噂される理由に納得。
ハイバックはSALOMONの名前が刻まれており、オリジナル感があります。
マットなグレーのカラーリングも渋い!
ちなみに、私が取り付けたボードはSALOMONのパウダーボード。
WOLLE NYVELT FISH(ウォーレ・ニイヴェルト・フィッシュ)の記事はコチラをチェック!
バインディングを取り付けたら、まずはストラップを調整します。

最初のセッティング時は通常のバインディングを履く時と同じです。
実際に履いてストラップを調整したら脱着の準備完了です。

実際にクイックに脱着できるのか試してみましょう。
ブーツをバインディングに乗せて、かかとで押し込んで履いてみると…
コツがいる…
かかとで踏み込むように入れることでやっと履けました。

履いた感触は、通常のストラップとのバインディングとは違いました。
と言うのも、つま先、足首周りを繋ぐもう一つのストラップの存在。
足全体を包み込むようなホールド感を感じられました。
立ったままブーツを押し込むだけでロックされる快感は、一度味わうと戻れません。
ただし、私が愛用しているFLUX XFのように2×4のネジで取り付けてパパッと調整……とはいかず、着脱をスムーズにするための細かいストラップ調整や、フットベッド固定ネジの扱いにはひと手間かかる印象でした。
次は使用感の確認をしていきます。
② クイックさよりも「ルーズさ」。ワンテンポ遅れる感覚の正体
実際に滑ってみて感じたのは、エッジの切り替えにおける「反応の鈍さ」です。
ヒールサイドからトウサイドへ入る際、レスポンス良く反応するのではなく、少し間を置いてからボードがついてくる感覚があります。
高鷲スノーパークの硬く締まったバーンでは素早い反応が欲しかった。
私は普段から反応のクイックなバインディングを好んで使用しているのでワンテンポ遅れる感覚は違和感でした。
と言うか、反応が遅れるのでエッジのタイミングが遅れて逆エッジになりそうで正直怖かったです。
反応が遅れて逆エッジ?と思う人もいるかもしれませんが、私の感覚としては、逆エッジで転びそうな不安感で思いっきり攻めた滑りができなかったのが正直な感想です。
レスポンス重視のカービング派からすると、この「ワンテンポ遅れる」感覚は好みが分かれるポイント。
逆に、ガチガチに固められた操作感よりも、少し遊びがある乗り味を好む人には最適です。
③ パウダーボード「HPS Wolle Nyvelt Fish」との意外な親和性
今回、パウダーボードで試乗しましたが、この「ルーズさ」が意外にもマッチしたコンディションもありました。
ゲレンデ下部のザクザクバーン。
春の柔らかい雪質はパウダーコンディションに近いものを感じます。
クイック過ぎる操作はエッジが埋まりノーズが詰まったり、エッジがズレて不安定感が出たり…
ゆるい傾斜のザクザクなオープンバーンをゆったりとサーフィン感覚で流すような滑りには、このマイルドな反応がマッチしたのです。
ザクザクな雪質という難しいコンディションでありながら、深くエッジを噛ませながらもノーズが詰まらずに気持ちよくカービングターンできた感覚は、「HPS Wolle Nyvelt Fish」と「XA SUPERMATIC」がベストマッチしたと思わされました。
XA SUPERMATICのパーツと構造を深掘り
アンクルストラップとホールド感
XA SUPERMATICのストラップは、通常のバインディングとは構造が異なり、全体で包み込むようなフィット感があります。
「しっかり締まっているのに、足首が柔らかく動かせる」という、今までのラチェット式では感じたことのない不思議な感覚です。
これが、前述した「ルーズな操作感」の源かもしれません。
ベースプレートの安定感
ベースプレート自体はどっしりとした重厚感があり、雪面からの突き上げに対しても安定しています。
バイン自体の重さは手に持つと感じますが、実際に滑ってみると足元の重さはそこまで気になりませんでした。
サロモンユーザーが一番気になる「SHADOW FIT」とどっちが良いのか問題
同じ日に、サロモンの代名詞「SHADOW FIT」シリーズも試乗しました。
「XA SUPERMATIC」か「SHADOW FIT」か。選ぶならどっち?
その答えは、「操作のダイレクト感」をどこまで求めるかです。
SHADOW FIT: 足裏感覚が非常に強く、自分の足のようにボードを操れる。レスポンスも良く、ラントリやカービングでの自由度が高い。
XA SUPERMATIC: 操作のクイックさではShadowFitに劣るが、着脱の楽さは圧倒的。どっしりとした安定感の中で、ゆったりフリーライドを楽しめる。
「1ミリのミスも許したくない、板を支配したい」ならSHADOW FIT。
「リフト待ちのストレスをゼロにして、パウダーやシャバ雪、地形をまったり流したい」ならXA SUPERMATIC。
私は正直、レスポンスの良さではSHADOW FITに軍配が上がると感じました。
XA SUPERMATIC試乗レビューのまとめ
- XA SUPERMATICは「利便性×ルーズな乗り味」の快適バイン。
- エッジの入りはマイルドで、操作には少しラグがある。
- パウダーでのサーフライクな滑りには、この「遊び」が心地よい。
- レスポンス命のカービング勢は、SHADOW FITとの違いを理解して選ぶ!
最先端の技術を詰め込んだXA SUPERMATIC。
「滑りの質」を取るか、「ゲレンデでの快適さ」を取るか……。
あなたのスタイルに合わせて、ぜひこの新感覚を体感してみてください!













