FLUX XFが気になっているそこのアナタ!
カービングに適したバインディング選びで悩んでいませんか?
カービングをするならXFはおススメなの?
FLUX XFとCVのどちらにしようか迷っている。
XFのセッティング方法について知りたい?
こんな疑問を解決します。
FLUX XFは操作性も良くてボードを立てて深く回るカービングに適したバインディングです。
これからカービングを上達したいって人にはおススメのバインディングですよ。
私は普段22-23モデル(前モデル)のFLUX XFを使用しているのですが、新しいベースプレートにリニューアルされた24-25モデルのXFが気になったので試乗会で使い心地を体感してみました。
前モデルのXFとの違いを踏まえた24-25モデルのXFの使用感や、使用したからこそ比較できるXFとCⅤの滑りの違いもお話しするのでバインディング選びに悩んでいる人は最後まで読んでみて下さいね。
・FLUX XFの試乗レビューで分かったカービング性能
・FLUX XFのパーツを深掘り
・FLUX XFとCⅤならどちらを選ぶ?
身長162cm 体重は53kg
普段使用しているボードは OGASAKA FC 154
ブーツは ナイトロ クラウン 24.5cm
バインはフラックスの XF Sサイズ
試乗評価したFLUX XF24-25はカービングが気持ちいい!
24-25モデル FLUX XF Sサイズの試乗レビュー
訪れたのはホワイトピアたかすで開催された試乗会。
FLUXのブースにはカラフルなバインが数種類並べられて多くの人で賑わっています。
私のお目当てはFLUX XFとDS。(CⅤはすでに試乗済みだったので今回は見送り)
FLUXのメインモデルとも言えるXF。
私は普段22-23モデル(前モデル)のFLUX XFを使用しているので新しいベースプレートにリニューアルされた24-25モデルのXFが気になっていたんですよね。
柔軟性と剛性を兼ね備えた低速よりはハイスピード向きなモデルでボードを操作性も優れていてギューんと深く切れ上がるようなカービングに適しているなんて評判。
ベースプレートが変わると滑りにどんな影響が出るの?
カービングが劇的にキレるようになったりするのかな…。
そんなワクワク感を抱きながらXFをバインに取り付けていきます(笑)
ニューヨークを拠点に活躍するヒシャム・アキラ・バルーチャ(アーティスト)を招き、日本をテーマに作品を描いたモデルが登場。
FLUX XF 24-25モデルのポイントをチェック
24-25モデルXFと22-23モデルの違いはベースプレート。
何といってもローテーション幅が広がった5穴のベースプレートに注目が集まりますよね。
ベースプレートの幅もワイドでどっしりした安定感もあるなんて噂。
ちなみに、ベースプレートはDSと同じでブッシュのみ違うとの話だったのでDSも試乗して乗り比べています。
DSの試乗レビュー記事はコチラ↓
24-25モデルは22-23モデルと比較してガスペダルに厚みがあって、つま先とかかとが硬いけど真ん中は柔らかいとのこと。
エッジングはどのくらい感覚が変わるのだろうか…
DSと同じベースプレートってことは22-23モデルのXFよりも柔らかくて反応が弱かったりしないのだろか…
変更点はベースプレートのみで、ハイバックとアンクルストラップ、トウストラップは22-23モデルと同じなんですよね。
まずはリフトに乗ってゲレンデ上部を目指します。
24-25モデル FLUX XFのカービング
XFを取り付けたボードは愛用する「OGASAKA FC154」
カービング向けのちょっと硬めのボードです。
リフトを降りてバインを装着してみます。
私が試乗したXFはSサイズ。
私が使用するナイトロのブーツサイズは24.5cmなのでSサイズでも余裕があります。
普段使用している22-23モデルのXFもSサイズ。
今のところ装着しただけでは違いは分かりません。
ノーズやテールに荷重移動したりトーション操作をするけど、これもまたはっきりとした違いは感じません。
アンクルストラップもトウストラップも同じなので違和感なさすぎなくらい(笑)
装着感を確認したのでさっそく滑ってみましょう。
ヒール・トウと体重をかけてゆっくりとターンしてみると…
素直な反応が心地よく、思う通りにボードを操作できる。
次はカービング。
スピードに乗せてカービングしてみるとしっかりとボードも立てられるしキレる。
ヒールサイドもズレにくくエッジに力が加わっている感覚があります。
操作性が良くてボードに力が加えやすいからリズミカルでボードの反発を感じられるミドルサイズのカービングターンも気持ちいい。
予想よりも柔らかくないし反応は良好!
スイッチランやボードのずらしはどうなのかも確認です。
ボード上での自由度もあってある程度動けるからボードをずらす動きも制限されないしスイッチランも問題ないです。
カービングはキレるし、ある程度の自由度もあるのでカービングやラントリには使いやすいバインだと体感できました。
スピードに乗せたカービングに向いている
操作性も良くてボードを立てたカービングもやりやすい
ボード上での自由度もありラントリにも使ええる
やはりXFはいつも通り滑りやすいバインディングでした!
いつも通り…22-23モデルとの違いはあったのだろうか…?
中級者レベルの私には22-23モデルと24-25モデルのベースプレートの違いは感じ取れなかったです(笑)
22-23モデルも優れた性能ってことですね!
カービングに適して自由度の高いバインディングを探している人にFLUX XFはおススメのバインディングです!
《型落ちが見つかればお値打ちにXFが手に入るかも》
FLUX XFの評価レビュー!セッティングやローテーションを解説
FLUX XFのアンクルストラップとトウストラップ
XFは24-25モデルも22-23モデルもストラップ類とハイバックは同じなので22-23モデルのXFを使ってパーツの説明もしていきますね。
私はフィット感のあるアンクルストラップと脱落防止を考えられているトウストラップに衝撃を受けました。
アンクルストラップは外側が少し厚みのある左右非対称の形状。
アンクルストラップは絶妙な硬さでフィット感抜群です。
ブーツに当たる部分は絶妙の硬さで殉難性もあってフィット感が良いから固定力はあるのにボード上での自由度も確保できるんです。
アンクルストラップの柔軟性が乏しいと、アンクルストラップを強く締めると固定力は上がるけど自由度は制限される。
自由度を持たせたくて緩く締めると固定力が弱くてカービングの反応も悪くて不安定で操作性が落ちる。
そんな悩みを解決してくれるFLUX XFのアンクルストラップ!
トウストラップもよく考えられた構造なんですよ。
つま先からストラップのベルトがはみ出ないように設計されています。
雪に引っかかる抵抗の軽減とベルトを保護する構造が優しい。
上からの見ると二重の形状になっているのが分かります。
この形状はネジの脱落防止にもつながっているんです。
滑りに夢中になっているとネジのゆるみに気付かず、気が付いたらネジが外れてパーツが脱落していた…なんて経験をした人もいるのでは?
FLUXのトウストラップは万が一、ネジが緩んでも紛失しないように設計されているんです。
この構造、私は画期的だと思いましたよ。
FLUX XFのハイバックローテーションのセッティング
24-25モデルのXFはハイバックローテーションが5穴で前振りにも対応できる点が大きな違いですよね。
と言うことで、3穴ではあるんですが22-23モデルを使ってローテーションのセッティング方法も見てみましょう。
FLUXのバインディングは道具なしでローテーションの調整ができるのがポイント!
ネジの部分を跳ね上げます。
跳ね上げたら緩めていくだけの簡単な構造。
外したネジは写真のような形状になっています。
道具を使わずに脱着ができて緩まない構造を考えたFLUXは凄いと思いますね。
FLUXのバインディングのローテーションは穴だけの調整ではないんです。
同じ穴の場所でも目盛りでローテーションの調整はできるんです。
調整幅は印のある3段階。
ギザギザに溝が切ってあるのでずらして調整します。
ローテーションの調整の幅も広いFLUXのバインディング。
3穴のXFで前振りセッティング用にフルローテーションしてみました。
穴の位置を変更してローテーションの調整しているの分かります?
ただ、フルローテーションの取り付けは少しコツが必要。
ハイバック自体をかなり捻じって取り付けるためネジを左右ともに少しずつ締める必要があります。
しかもハイバックはそれなりにたわんでいます。
正直、3穴でもハイバックへの負担は気になるので5穴セッティングでハイバックは大丈夫なのかと思えてしまいますが…
3穴でもフルローテーションすると内側のスペースができて前振りにしてもハイバックは邪魔にならずにボード上で動けます。
(36度以上に前振りにすると気になるかも…)
XFのハイバックは外側が厚く、内側は薄くなっているので内側への重心移動がやりやすい構造も考えられていますよね。
モデルチェンジしてもハイバックは変更しないのも納得できます。
FLUXのバインディングはディスクも特徴的。
前後左右に最大で10mmずらせるんです。
調整幅が広いからセッティングの選択肢も増えますね。
ちなみに、私はヒールサイドのドラグ軽減のためにつま先側に10mmずらして取り付けて調子よいです(笑)
カービングするならXFとCⅤどっちがいいのか問題
XFが気になっている人のほとんどが、カービングを視野に入れていると思います。
そうなった時に悩むのがXFとCⅤ、選ぶならどっち?
その答えは、自分のやりたい滑りやスタイルに合うモデルを選ぶ。
私は22-23モデルのバインディングを選ぶ際にXFとCⅤを試乗会で乗り比べて自分の滑りに合ったXFを選びました。
乗り比べた結果、私がXFを選んだ理由をお話しします。
私の個人的な意見なので参考までに…
私が試乗したタイミングは2022年の3月。
CⅤがリリースされた1シーズン目。
世間では発売したばかりのCⅤを使用するユーザーが多くて、次期モデルのCⅤも予約しないとほぼ手に入らないってくらいにCⅤ人気が爆発している時期でした。
CⅤを使えば苦手なヒールサイドのカービングがズレずにキレるようになるのではないか…
と期待を込めて試乗したんです。
実際に試乗してCⅤの安定感には感動しました。
ヒールサイドの安定感がハンパなくてヒールサイドのエッジングが強化されている感覚がよくわかりました。
カービングするならCⅤいいやんと思いましたね。
CⅤはヒールカップがXFより高くヒールサイドの打点が高いから力も加えやすくてドラグの軽減にもなる。
ただ、CⅤは横方向(ノーズ・テール)への移動が窮屈。
バインディングの左右の壁になるところ(サイドウォーㇽ)が高くて動きが止められてしまう感覚がありました。
一方のXFはどうなのか?
カービングはやりやすいものの、ヒールサイドの安定感はCⅤに劣ります。
XFの方がガガガッてズレるターンになりやすい。
でも、ボード上での自由度と操作性はXFの方が優れていました。
ボードの反発を使ったリズミカルなカービングターンや地形遊びはXFの方が楽しい。
カービングだけでなく遊びの要素も取り入れた滑りをしたいと考えていたので、迷った結果私はXFを選んだのでした。
~カービングに地形遊びトリックなどオールラウンドに使いたいならXF~
~前振りセッティングでカービングの比重が高いならCⅤもおススメ~
FLUX XF24-25モデルの試乗評価レビュー!前モデルとの滑りも比較を総括
FLUX XF24-25モデルの試乗評価レビュー!前モデルとの滑りも比較のまとめ
✅FLUX XFは操作性も良くてボードを立てて深く回るカービングに適したバインディング
✅24-25モデルのXFはベースプレートがDSと同じでブッシュが違う
✅XFは反応も良くオールラウンドに使えるフレックス
✅アンクルストラップ・トウストラップ・ハイバックは22-23モデルから継続
✅ハイバックローテーションは工具なしで調整可能
✅カービングに地形遊び、トリックなどオールラウンドに使いたいならXFがおススメ