MOSS ツイスター。ハンマーヘッド形状でカービングに適したボード。
でも上級者向けなイメージ。中級者が乗ったらどうなるんだろう…
・カービングに挑戦していてMOSS ツイスターが気になる。
・MOSS ツイスターに乗った中級者の話に興味がある。
・MOSS ツイスターのことを詳しく知りたい。
こんな疑問にお答えします。
MOSS ツイスター。カービングに興味がある人なら一度は聞いたことがあるボードではないでしょうか。
MOSS ツイスターを乗りこなしてボードを立てたキレキレのカービングをする上級者に憧れちゃったりしますよね。
中級者レベルでもMOSS ツイスターに乗れば上級者の滑りに近づくのだろうか…
そんな妄想を抱いていた私。実際に試乗して導き出したその答えは…
そんなに簡単には近づける訳ない。(笑)
MOSS ツイスターは簡単には乗りこなせないボードでした⤵
ただ、自分の滑りに合うサイズを選ぶために全サイズに試乗することが大切なボードなんじゃないかなっていう答えにたどり着きました。
ココ、私なりに大切だと思っているのでもう一度言いますね。
自分の滑りに合うサイズを選ぶために全サイズに試乗した方が良いボード。
試乗会で実際にMOSS ツイスターに乗って、その後にもう一度、MOSS ツイスターについて調べ直したことで分かったことがあります。
中級者レベルの私だからこそ感じられたことが詰まった記事なので、圧倒的多数の初級、中級者の方とって役に立てる記事なんじゃないかなぁと思います。最後まで読んでもらえると嬉しいです。
・MOSS ツイスター160の試乗レビュー
・MOSS ツイスターのサイズ展開と知っておきたいポイント
・MOSS ツイスター3種類を解説
身長162cm 体重は55kg
普段使用しているボードは
OGASAKA FC 154
ブーツは バートンのアイオン 25.5cm
バインはフラックスの XF
MOSS ツイスターの評判が気になる中級者が試乗してみた話
・MOSS TWESTER 160に試乗
・MOSS TWESTER 160に試乗するも試練に…
MOSS TWESTER 160に試乗
やってきたのはホワイトピアたかすで開催されたモリスポ試乗会。
MOSS REVOLVER RRRに試乗してボードを返却する時に見つけたツイスター。
MOSS REVOLVER RRRはカービングか気持ちよくて、笑っちゃうくらい申し分ない乗り味だったから、気分も良くなってMOSSのボードに興味津々の私。
MOSSのハンマーヘッドカービング向けボード、ツイスター。
名前は聞いたことがあったので、どんな乗り味か体験してみても良いかもと思い試乗ボードを眺めていると、一足お先に「TWESTER155」を借りていく人が。
やっぱり人気のボードなんだなぁ、ハンマーヘッドには乗ったことないし乗るしかないか、と思いながら残っている「TWESTER160」をチョイス。
155の長さが自分の体形に合っているかなぁと思いながらも
有効エッジが長くとれるハンマーヘッドだし、どうせなら長いサイズでハンマーヘッドに試乗した方が特徴もよくわかるのではないかと考えて試乗することに。
この時に私はまだ気付いていなかった。160を選んだ自分をこの先後悔することになるとは…
まずは、バインを取り付けてフラットなところでボードを履いた感触をチェック。
履いた印象は、ボードが硬い…
トーションとか全く効かないじゃないのぉ~。
硬いだろうと思っていたけど、実際に履いたから分かることってありますよね。
今まで感じたことのない感触はちょっと違和感。
ツイスターの硬さと160という長さ…大丈夫か…
少し不安を抱きながら、リフトに乗って山頂を目指します。
MOSS TWESTER 160に試乗するも試練に…
ボードを履いて滑りだすと…
全然滑れない(笑)
角付けしてボードを立てようとしてもノーズがうまく噛まない。
普段なら角付けしてボードを立てると気持ちよくターンできるはずなのに、ボードがズレて全然気持ちよく滑れない…
急斜面をスピードコントロールしながら小さなターンで滑ろうとすると取り回せない。
普段のオガサカFC154よりもボード自体が6cmも長いし、ハンマーヘッド特有の長い有効エッジの引っ掛かる感じ…
テールをスライドさせながら急斜面を回避。
少しずつ慣れてきたかなぁと思って緩斜面をターンし始めると、
今度はノーズが噛んで一気に曲がる。
角付けしてボードを立てると一気にノーズが噛んで「ギュイーン」とターンが始まって、『うわぁぁぁぁぁぁぁ』「ザザザザザァ~」
気持ちいいカービングとは程遠いターン。
ハンマーヘッド、乗りこなすの難しい。
気を取り直して再チャレンジ。
角付けしてボードを立てるとノーズが噛んで…『うわぁぁぁぁぁぁぁ』
特に難しいのがヒールサイドターン。
角付けしてボードを立てるとノーズが噛んで…
「ギュイーン」とターンが始まって、自分の体が追い付かない。
気持ちよくカービングターンをしたくても「ガツン」と入るターンの入りに慣れなくてポジションも崩れて結果としてテールもズレ気味に。
この日は10種類以上のボードに試乗したのですが、一番乗りこなせなかったと言っても過言ではないボードになりました。
試乗を終えてMOSSブースに戻るとスタッフの方から「ツイスターどうでしたぁ?」と笑顔で質問が…
乗りこなせないのに乗れるフリするのも変ですからね、素直に感想を伝えることにしました。
「いやぁ~私のレベルでは乗りこなせない上級者向けボードでしたぁ(笑)」
せっかくのハンマーヘッドの特性を使いきれずに試乗を終える私でした。
反省としては事前の情報収集の足りなさ…
カタログ情報などをしっかりと調べると、実はMOSS ツイスターを乗りこなせたんじゃないかと思える情報を発見。
調べておくべきだった…MOSS ツイスターの種類とサイズ展開
・MOSS ツイスターの種類を解説
・MOSS ツイスター
・MOSS ツイスタープロスペクト
・MOSS ツイスターTWFD
・MOSS ツイスターのサイズ展開は特殊
・MOSS ツイスターの評判が気になる中級者が試乗したまとめ
MOSS ツイスターの種類を解説
MOSS ツイスターを詳しく調べずに試乗して、乗りこなせず終わってしまったので、スペックについて自分なりに調べ直してみると発見がありました。
MOSS ツイスターには3種類のラインナップがあります。
・MOSS ツイスター
・MOSS ツイスタープロスペクト
・MOSS ツイスターTWFD
3種類のラインナップはサイズ展開もすべて同じ。
違いはボードの硬さ。
芯材やメタルの有無でボードのフレックスやトーションなどの強さを変えているんです。
MOSS ツイスター
ツイスターはボードにメタルが入っているモデル。
全面ににメタルが入っている訳でなく、両サイドのエッジ側にチタニウムプレートを使用することでウッドの反発を残しているんです。
私の試乗した印象は、反発を感じられないくらいに硬いボードですが…。
MOSS ツイスタープロスペクト
ツイスタープロスペクトもボードの左右にメタルが入っている。
ツイスターとの違いは、芯材の厚み。
ツイスターよりも15%厚みがあって、ツイスターよりもスピードに乗せた滑りをするような大会に出る人なんかに向けたモデル。
私みたいな中級者には扱えないボードではなかろうか…
MOSS ツイスターTWFD
MOSS ツイスターTWFDはメタルなしのモデル。
「TWFD」とはWESTER FREEDOMの文字を意味しており、ハンマーヘッド特有の有効エッジは残しながらもチタニウムプレートは使用せずにラウンドボードのような感覚で操作できるのが特徴。
MOSS ツイスターTWFDは気になりますねぇ。
脚力弱めの私にはメタルの硬さは扱いきれない。
ウッド本来の反発を感じられるボードなら気持ちよくカービングできそう。
来期はぜひ試乗してみたいボードです。
MOSS ツイスターのサイズは特殊
MOSS ツイスターのサイズ展開は6種類
ノーズ幅 | ウエスト幅 | テール幅 | セットバック | |
151 | 293 | 238 | 288 | 40.5 |
155 | 298 | 248 | 293 | 40 |
157 | 300 | 252 | 290 | 50 |
159 | 316 | 260 | 300 | 55 |
160 | 298 | 249 | 286 | 58 |
163 | 310 | 264 | 304 | 70 |
6種類のサイズ展開が個性豊か。
面白いと思ったのが長さの刻み。
1cm、2cm、3cm、4cmと長さの刻みがバラバラで一定ではない点。
私が試乗したライドワーピグなんかは、おおよそ3cm刻みだったりします。
☆彡ライドワーピグの記事はコチラ☆彡
でも、ツイスターはサイズで長さの刻み方が全ての違う。
ウエスト幅も独特なんです。
一般的なボードって、長さが長くなると幅も広くなるし、ワイドボードの位置づけもあるけど、ツイスターは長さと幅がバラバラ。
オガサカFCはワイドボードとしてオガサカFCW(ワイド)があるくらいですからね。
☆彡オガサカFCの記事はコチラ☆彡
例えば、155と160は長さが短い155の方がテール幅が広い。
ノーズ幅 | ウエスト幅 | テール幅 | セットバック | |
155 | 298 | 248 | 293 | 40 |
160 | 298 | 249 | 286 | 58 |
157と160は長さが短い157の方がノーズ幅もウエスト幅もテール幅も広い。
159はワイドボード設計で他のどのサイズよりも幅広。
ノーズ幅 | ウエスト幅 | テール幅 | セットバック | |
151 | 293 | 238 | 288 | 40.5 |
155 | 298 | 248 | 293 | 40 |
157 | 300 | 252 | 290 | 50 |
159 | 316 | 260 | 300 | 55 |
160 | 298 | 249 | 286 | 58 |
163 | 310 | 264 | 304 | 70 |
セットバックもサイズごとに全てが違うんです。
私の結論、MOSS ツイスターは作り手のこだわりが強いボード。
どのサイズも乗り味、ターンの感触や体の使い方への反応が違うんだろうなと思いました。
私が試乗した160はボードの長さに対してウエスト幅が細め。
細めのウエスト幅でターンの切り返しがしやすく、ロングサイズのボードは弧の大きなターンを描き、ハンマーヘッドならではの有効エッジで安定感のある滑りにフィットしたボードなのではないかと思いました。
私はボードをガッツリ立ててカービングターンする滑りを目指しているので、もしかしたら157とかワイド設計の159ならもう少し気持ちよくカービングができたのかも…なんて、ツイスターへの興味が湧いてくるのでした。
ツイスターに興味がある人は、全サイズ試乗して乗り味を確かめるのがおススメですね。
MOSS ツイスターの評判が気になる中級者が試乗したまとめ
MOSS ツイスターの評判が気になる中級者が試乗した話の総括。
✅MOSS ツイスターに中級者レベルで試乗したら全然乗りこなせなかった。
✅ハンマーヘッドのMOSS ツイスターはノーズが噛むと一気にターンが始まる。
✅ツイスターはボードにメタルが入っているモデル。全面ににメタルが入っている訳でなく、両サイドのエッジ側にチタニウムプレートを使用することでウッドの反発を残している。
✅ツイスタープロスペクトとツイスターとの違いは、芯材の厚み。ツイスターよりも15%厚みがあって、ツイスターよりもスピードに乗せた滑りを目指す人向けのモデル。
✅ツイスターTWFDはメタルなしのモデル。「TWFD」とはWESTER FREEDOMの文字を意味しており、ハンマーヘッド特有の有効エッジは残しながらもチタニウムプレートは使用せずにラウンドボードのような感覚で操作できるのが特徴。
✅ツイスターのサイズ展開は6種類。長さの刻みはバラバラ。
✅ツイスターのサイズ展開は長さと幅が比例しない。
✅ツイスターはサイズによって乗り味が変わる可能性が高いので、気になるサイズを調べた上で試乗するのがおススメ。
⇩私が試乗したそのほかの板はコチラ⇩