【試乗レポ】FLUX XF PLUS:進化したアンクルストラップが「剛性と柔軟性」の常識を変える

「XF PLUS」は剛性と柔軟性の融合
節約家スノーボーダーのこくだんです。
岐阜県の「ほおのき平スキー場」で開催されたFLUX(フラックス)の試乗会に参加してきました。
今回は新しいモデルのXF PLUSに試乗。
XFと言えば、オリンピックハーフパイプの金メダリスト戸塚優斗選手の足元を支えるモデル。
そんなXFになにがPLUS(プラス)されたのか気になるところ。
その正体は、XFの力強さと柔軟性のあるアンクルストラップを組み合わせ、剛性はそのままに優しいホールド感がプラスされたバインディングなんです。
実際の使用感と印象は、スピードに強いXFの剛性はそのままに、包み込まれるホールド感が心地よく操作性も抜群!
キレのあるカービングを楽しみながら、従来のXFと比較してアンクルストラップの包み込むようなフィット感が心地よいバインディングでした。
足首周り全体がピタッと包み込まれるホールド感が好きな人
従来のXFのアンクルストラップはガチガチに硬い印象があって敬遠していた人
XFの剛性を生かしつつボード上で柔軟に動きたい
こんな方にはうってつけのバインディングだと感じました。
今回はXF愛用者である私が、XF PLUSの使用感を実際の滑りで感じた印象を元にレビューしていきます。
なぜXF「PLUS」なのか? 2つの決定的な進化

XFの「スピードに負けない剛性」と「軽快な操作感」はそのままに、何がそこまで変わったのか。現場で感じたリアルなインプレッションをお届けします。
① 新形状「CLOUD STRAP PLUS」の心地よさ
岐阜県の「ほおのき平スキー場」で開催されたFLUX(フラックス)の試乗会。
私はXF(モデルチェンジ前の型)を愛用しているのですが、今回は聞きなれないモデルを発見。
その名も「XF PLUS」
XFを愛用している私としては、何がプラスされたのか気になるところですね。
と言うことで、まだ新しいカタログ情報も出ていない中での試乗会だったのでメーカーの方に詳しくスペックを教えてもらいました。
XF PLUSで注目すべきは、一新されたアンクルストラップです。

これまでのFLUXといえば、ガチガチに固めてパワーを伝えるイメージが強かったですが、この「CLOUD STRAP PLUS」は違うとのこと。
見た目は、UNIONのバインディングでも目にするような硬めの芯と柔軟性のある樹脂パーツを組み合わせた形状。
見た目からして柔らかそうなアンクルストラップでグニャグニャだったりするのでは?と推測しました。

しかし、手で触ってみると思ったよりも柔らかくない。
程よい強さのあるアンクルストラップです。
しかもブーツに当たる面もフィット感も良さそうな形状をしていますね~。
XFの強靭なベースプレートはそのままに、肌に触れる部分だけが優しくなったニュータイプのXFなのでは…そんな予感に心躍ってきました!
② ヒールサイドが劇的に変わる「BOOST FOOTON+」

もう一つの隠れた主役がフットベッドです。
黒い部分は滑りにくい素材を採用することで無駄のない力の伝達をサポート。
更に、テリエ・ハーコンセンの発想から生まれた「ヒールアップ構造」が採用されており、カカト側がわずかに高く設定されています。
このヒールアップによりカカトが少し上がることで、ヒールサイドが弱い力でも雪面への力の伝達が楽にできるようになり、結果としてズレやすいヒールサイドターンが強化されるという仕組みです。
これは、THなど他のモデルでも採用されているシステムですね。
「FLUXと言えばカービング!」みたいな印象を持つ私としては、カービングでズレやすいヒールサイドターンを強化してくれる設計には注目してしまう(笑)
XF PLUSの違いを感じる試乗レビュー
アンクルストラップとフットベッドの違いを確認したのでさっそくXF PLUSを履いてフィット感を確認してみます。
従来のXFのストラップはホールド感もあるし、かと言ってガチガチに固定されるわけでもないので私としては使いやすいと感じていました。
実際どこまで違いがあるのか、XF PLUSのアンクルストラップをカチカチと締めあげていくと…
「どこまでも締め付けられそうな柔らかさ!」
この「CLOUD STRAP PLUS」は足首を包み込むような均一なフィット感があり、締め付けても痛みが分散されるような感覚です。
従来のXFのアンクルストラップと比較すると、フィット感が心地よい。
柔軟性もあるので、ボードの上でも動きやすそうな気がする。
リフト乗り場までワンフットスケーティングしながら感触を確かめてみると、操作性はそこまでXFとの違いを感じられませんが、フィット感は心地よさを感じられます。
XF PLUSの使用感に期待を持ちながら、XFとの滑りとの違いを感じるべく、リフトに乗ってゲレンデ上部を目指します。
ちなみに、XF PLUSを試乗したのはこの日の2本目。
薄っすらと積もったパウダーと程よく締まったバーンのカービング性能を感じ取るには申し分のないコンディションです。

実際に滑ってみると、柔軟性のあるアンクルストラップは柔らかいから頼りないという訳では無くて、しっかりと固定されているという感覚はあります。
さすがのXFなのでターンへの反応もスムーズ。
ヒールサイドターンでも板がズレることなく、柔軟性のあるストラップでも力の伝達は抜群です。
ヒールアップされたフットベッドが仕事をしているのかも。
ただ、カービングターンの力強さは、通常のXFとの違いはさすがに分からない(笑)
XF PLUSだからカービングがキレるとか、力が伝えやすいとか明らかな違いは私のような中級者レベルでは正直感じ取れませんが、やはり安定感のあるXFだなぁという印象。
柔軟性が影響してか、速度に乗せたカービングで踏み込んだ時にはしっかりとした反発で応えてはくれます。
圧雪されたカービングしやすいバーンでは、「VIBRAM MEGAGRIP」による足裏の強力なグリップも相まってなのか、雪面を逃さず捉え続けるキレのあるターンが楽しめました。
特に速度を上げながらの深いカービングでは、姿勢を低くするため足首周りにはアンクルストラップが押さえつけるようなテンションがかかります。
そんな姿勢でも、「CLOUD STRAP PLUS」のお陰なのか足首周りの窮屈感は感じられず、常に程よいホールド感で足首を包んでくれている心地よさがありました。
柔軟性がるアンクルストラップは窮屈さを感じずに適度に動ける分、重心移動がしやすくターンの質が一段階上がったような気がしました。
(これは、動きやすいアンクルストラップという先入観もあってそのように感じたのかも…感触なので個人差が出そう)
続いて、滑りながら地形に入ったり、ボードを取り回してみると「CLOUD STRAP PLUS」の柔軟性があるため、足首を使いやすくて動きやすさは感じます。
スイッチランなど足の入れ替えの動きも足首周りの窮屈感がないため動きやすさを感じます。
XF PLUSはカービングのポテンシャルはそのままに、柔軟性のあるアンクルストラップが動きやすさも生み出しているのではないかとと感じつつ試乗を終えるのでした。
FLUX XF PLUSはどんな人におススメ?
XF PLUSは以下の方にはおススメです。
足首周り全体がピタッと包み込まれるホールド感が好きな人
従来のXFのアンクルストラップはガチガチに硬い印象があって敬遠していた人
XFの剛性を生かしつつボード上で柔軟に動きたい
こんな人にはXF PLUSをチェックしてほしいと思います。
高速域での安定したカービングと足首周りのフィット感と柔軟性はXFの新たな選択肢になりますよ!
ちなみに、
XF PLUSはアンクルストラップの柔軟性があり、従来のXFよりは動きやすいですが、低速域での操作性を重視するならDSの方がマッチすると思います。
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さらに、足首周りの可動性を極端に増やしたいならCXの方が動きやすいのでおススメです。
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【試乗レポ】FLUX XF PLUS:進化したアンクルストラップが「剛性と柔軟性」の常識を変えるのまとめ

試乗を終えた感想をまとめると
XF自体がカービング性能もフリーライド要素も兼ね備えたモデルなので、アンクルストラップとフットベッドの違いでカービングに対する性能が劇的に変わると言う印象はありませんでした。
ただ、足首周りのフィット感やホールド感は違いがあります。
XF PLUSは従来のXFよりもボードの上で動きたい、フリースタイル要素を増やしたいというスノーボーダーにはマッチするモデルだと感じました。
あと、滑っていて感じたのはフィット感。
常に包み込まれる感覚は心地よかったですね。
その感触は、好みの差ではないかと思います。
XFの剛性が生み出すカービング性能はそのままに、フィット感という感触を選べる選択肢が増えたことは、ユーザーとしては嬉しいポイントだと感じました。
取材協力:FLUX試乗会スタッフの皆様
今回、直接お話しを聞かせていただいた開発担当者様、本当にありがとうございました!
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