FNTC SoTはグラトリ、急斜面ではカービング、 パークがあればジャンプも楽しめるオールラウンドなスノーボード。
FNTC SoTはどのくらいのレベルの人から乗りこなせられるんだろう?
そんな疑問があったのでカービング中級者レベルでグラトリ初心者の私が実際に試乗しました。
実際に試乗してみると、FNTC SoT159はグラトリよりもカービングが気持ちいいボードでした。
ボードに張りがあるのでグラトリ初心者には難易度高め。
FNTC SoT159に試乗した様子をレビューしてスペックもまとめたので読んでみてくださいね。
・FNTC SoT159に試乗したらカービングがキレるボードだった。
・FNTC SoT159はウエスト幅がワイド。
・FNTC SoT159はオールラウンドに使えるボード。
身長162cm 体重は55kg
普段使用しているボードは
OGASAKA FC 154
ブーツは バートンのアイオン 25.5cm
バインはフラックスの XF
FNTC SoTを試乗したらグラトリよりもカービングが気持ちいボードだった
・FNTC SoTをホワイトピアたかすで試乗
・FNTC SoTの板チェック
・FNTC SoTの試乗レビュー
・FNTC SoTのカービングは気持ちいい
・FNTC SoTのグラトリ
FNTC SoTをホワイトピアたかすで試乗
ホワイトピアたかすで開催されたモリスポ試乗会に行ってきました~。
FNTCはグラトリのイメージが強いブランドなのでまずはTNTLとTNTRを試乗。
TNTLとTNTRを試乗した記事はコチラをクリック⇒TNTLとTNTR
次に狙うのはSoT☆彡
SoT153を借りようと思っていたら貸し出し中…なので唯一残っていたSoT159をチョイス。
私は普段オガサカFC 154を使用しているのでSoT159は長いかなぁと思いながらも試乗してみることにしました。
持った瞬間に感じたのがボードの軽さ。159の長さでここまで軽いとは…。
バインを取り付けたらまずはフラットバーンで板の感触を確かめます。
FNTC SoTの板チェック
フラットバーンで両足のバインを締めて感触を確かめると…
グラトリ向けのボードだから柔らかいのかと思っていたらボード自体に張りがあって想像していた以上に硬い。
ノーズ、テールに体重をかけてみると簡単にはしならなくて力が必要。
トーションは硬すぎず柔らかすぎず。ただ、私の感触の基準は普段使用しているオガサカFCなので、オガサカFCよりは柔らかいという感じ。
FNTC SoTってグラトリができるボードっていうイメージだったけど、こんな硬さでグラトリやれるのか…
私はグラトリ初心者なので、正直無理だなと悟る私なのでした(笑)
グラトリの技術がある人が乗るとYouTubeみたいなカッコイイ滑りができるんですよね。
開発ライダーの瀧澤さんはやっぱスゴイ☆彡
FNTC SoTを履いて感じたのはボードの軽さ。
軽いのにボード自体は張りがあって硬さがある。
カービング向けボードのオガサカFCとかMOSS リボルバーRRRはボードの重さもあってボード自体も硬いんだけど、FNTC SoTは軽いのにボードに張りや硬さがあるから今までに感じたことのない感触。
FNTC SoTの硬さに少し困惑しながらリフトに乗って山頂を目指すのでした。
FNTC SoTの試乗レビュー
リフトに乗って感じたのはボードが軽くて足が楽~。
159のサイズでこんな軽さのボードがあるのかと感心していると山頂が見えてきたぁ。
山頂に着いたらバインを締めてさっそく試乗スタート。
滑り始めると、ボードの操作のしやすさに驚き。
159という長さなのに変な引っ掛かりもないし、軽いし取り回しもいい。
ターンもやりやすくて板を立てていくとスムーズに曲がっていく。
グラトリっていうよりは、オールラウンドに使えるボードなんじゃないのかと思えてきた。
ターン気持ちいい…これ、ガッツリカービングできるんじゃないのか?
FNTC SoTのカービングは気持ちいい
グラトリ向けのイメージだったFNTC SoT。
想像していたよりもボードの張りや硬さもあるし、ターンが気持ちいいからガッツリカービングしてみました。
ボードを角付けして立てていくとしっかりとノーズも噛むしズレない。
リズムよくターンをしていくとカービングターンは普通にキレるしボードもガッツリと立てられる。
ボード自体は軽いからヒールサイドターンからフロントサイドターンへの切り返しもスムーズ。
カービングターン後半でボードに圧をかけると抜け感も良くてボードが走る!
カービングターン気持ちいい☆彡
FNTC SoTのグラトリ
初心者レベルのSoTのグラトリはどうなのか気になります??
私はグラトリ初心者なので、スライドさせてスイッチで滑ったりと少し遊ぶ程度のレベルなのですが、私的には楽しめました。
FNTC SoTはボードの張りや硬さがあるのである程度グラトリの技術がある人が乗ったら楽しめるのではないかと感じました。
あとは、ボードの長さ。私的にはグラトリするなら150か147を試乗しないとSoTのグラトリは説明できないですね。
159の長さなのでカービングがキレるし楽しかったのはあると思います。
サイズ選びは重要…。
FNTC SoTはグラトリボードなのに試乗したらカービングがキレキレだった理由を深掘り
・FNTC SoT159のスペックを確認
・FNTC SoTのサイズ展開
・FNTC SoTの軽さの秘密はハニカムコア
・FNTC SoTの形状はハイブリットキャンバー
・FNTC SoTをカタログから読み解く
・FNTC SoTの試乗評価レビュー!実はグラトリよりもカービングが気持ちいボード総括
FNTC SoT159のスペックを確認
カービングターンがキレるFNTC SoT159をカタログページのスペックを見ながら深ぼりたいと思います。
注目なのがウエスト幅。
FNTC SoT159のウエスト幅は256mmと太い。
比較のために私が使用しているカービング向けボードオガサカFCを見てみましょう。
オガサカFC160のウエスト幅が252mm。
なんと、1cm長さが短いFNTC SoT159の方がウエスト幅が太い。
ワイドモデルと言えるくらいのウエスト幅だからカービングでボードを立てても安定していたんですね。
そして、次に注目なのがサイドカーブ。
FNTC SoT159のサイドカーブは7.9m。
これもカービング向けボードオガサカFC 160と比較。
ボードオガサカFC 160は9.0-8.6m。
サイドカーブはボードのターンの半径を記しているので、FNTC SoT159の方がターン弧が小さく切れ上がるようなターンができるってことですね。
スペックを確認してFNTC SoT159がカービングでキレキレな理由が分かりましたね。
FNTC SoTのサイズ展開
FNTC SoTのサイズ展開は5種類
サイズ | 147 | 150 | 153 | 155 | 159 |
有効エッジmm | 1140 | 1170 | 1120 | 1220 | 1250 |
ウエスト幅mm | 246 | 249 | 250 | 251 | 256 |
サイドカーブm | 7.4 | 7.6 | 7.7 | 7.8 | 7.9 |
スタンス幅cm | 52 | 56 | 56 | 56 | 56 |
重さKg | 2.5 | 2.6 | 2.7 | 2.8 | 3.0 |
体重Kg | 45-75 | 50-80 | 55-85 | 60-90 | 60-90 |
FNTC SoTのサイズ展開をカタログから引用しました。
他のブランドと違うのがボードの重さを表記する欄がある点。
FNTCはボードの軽さも特徴的なのですね。
FNTC SoTの軽さの秘密はハニカムコア
FNTCのサイトから画像を引用しました。
FNTC SoTの軽さの秘密は独自構造のハニカムコア。
ボードのノーズとテール部分にハチの巣状の六角形の構造の構造が使われています。
ボードのノーズとテールの先端に超軽量ハニカム素材を搭載。とてつもなく軽くなった先端が今まで経験したことが無い高回転を可能にする。
コア重量 45%カット航空機などに使用されている最先端素材。ハチの巣をヒントに製造された六角形の構造は、地球上に現存する構造の中で最も丈夫で最も軽い素材です。
FNTC SoT公式サイトより引用
FNTC SoTの形状はハイブリットキャンバー
FNTC SoTの公式サイトから図を引用しました。
FNTC SoTの形状はハイブリットキャンバーなんです。
ハイブリットキャンバーはフラットな部分があるからボードをずらしたりグラトリもやりやすいなんて言われています。
しかの、ノーズとテール部分はロッカー形状で引っかかりにくくなっている。
グラトリ初心者レベルでもずらしやすかったのはハイブリットキャンバー形状が影響してそうですね。
FNTC SoTをカタログから読み解く
グラトリボードのイメージがあったFNTC SoTですが、カービングがキレるのはそもそものSoTの特徴だったのかも知れません。
FNTC SoTの公式サイトには次のような説明がありました!
絶妙な設計で出来上がったハイブリッドキャンバーが「弾き」「すらし」「エッジグリップ」の相反する性能をバランス良く整え、先端に配置されたハニカムコアHC-GTが板の重さを忘れさせ異次元の高回転を可能にします!
FNTC SoTの公式サイトから引用
更にノーズ、 テー ルに配置されたカー ポンV-RODとセンターフレックスの絶妙なバランスが爆発的な反発を生み、半端じゃないノーリーの高さを可能にします。
また、 グラトリだけに留まらす、急斜面ではカービング、 パークがあればジャンプも楽しむ。
ゲレンデ全部を遊びのフィールドとして思いっきり楽しむ。
それがSoTの真骨頂。
「グラトリだけに留まらす、急斜面ではカービング、 パークがあればジャンプも楽しむ。
ゲレンデ全部を遊びのフィールドとして思いっきり楽しむ。
それがSoTの真骨頂。」
つまり、SoTはオールラウンドたのしめるボードってことですね。
FNTC SoTの試乗評価レビュー!実はグラトリよりもカービングが気持ちいボード総括
FNTC SoTの試乗評価レビュー!のまとめ。
✅FNTC SoTグラトリはグラトリ向けのボードだから柔らかいのかと思っていたらボード自体はは張りがあって思っていた以上に硬い。
✅カービングターンは普通にキレるしボードもガッツリと立てられる。ボード自体は軽いからヒールサイドターンからフロントサイドターンへの切り返しもスムーズ。
✅FNTC SoTはボードの張りや硬さがあるのである程度グラトリの技術がある人が乗ったら楽しめるボード。
✅FNTC SoTのサイズ展開は5種類。SoT159のウエスト幅は256mmと太い。
✅FNTC SoTの軽さの秘密は独自構造のハニカムコア。
✅FNTC SoTの形状はハイブリットキャンバー。