【25-26】FNTC SoT試乗レビュー!148と159比較評価で判明した「サイズで変わる」ボードの真価

FNTC SoTは、グラトリボードのイメージが強いですが、実は選ぶサイズによってボードの性格がガラリと変わる、非常に奥深いオールラウンドボードです。
以前、私はFNTC SoTの159cmに試乗し、その驚異的な軽さと、予想外のカービングでのキレに感動しました。
しかし、グラトリ初心者には硬さが気になるなぁと感じました。
そしてついに適正サイズに近い148cmに試乗!
実際に乗ってみると、159cmでは感じられなかった軽快な操作性を体感でき、グラトリやラントリも楽しめるモデルだと判明しました。
この記事では、カービング中級者・グラトリ初心者の私が、148cmと159cmという極端なサイズを乗り比べた結果から、SoTの真価と、サイズの選び方による感触の違いを徹底レビューします。
FNTC SoT乗り比べレビュー!148cmは軽快な弾き系、159cmはカービング特化型

2025年3月中頃にホワイトピアたかすで開催された試乗会でFNTC SoT 148に試乗しました。私は過去にSoT 159の試乗経験があり、サイズによる操作性や滑りの違いを実感することとなったのでした。
1. ホワイトピアたかすの試乗会でFNTC SoT 148に試乗
ホワイトピアたかすで開催された試乗会。
あいにくの雨で霧もかかる天候の中、多くのスノーボーダーが集まっていました。
今回レビューするのは、FNTCのグラトリ向けボード「SoT」の148cmです。

実は私、過去に「SoT」の159cmの試乗経験があります。
その時に感じた印象は、フレックス硬めの軽量カービング向けオールラウンドボード。
しかしながら、スノーボードはサイズによって滑りの感触が変わるため、私の体格から考えて本来グラトリに適正サイズといえる148cmに試乗をするのでした。

159に試乗した時にはワイドなボードだなぁと思いましたが、148cmは取り回しの良さそうなサイズ感です(笑)
トップシートはブラックを基調としたグラフィックですが、ソールは鮮やか。

インパクトがありますねぇ。
バインディングを取り付けたらワンフットスケーティングで感触を確かめます。
まず感じたのはボードの軽さ。
FNTCのボードは軽めなモデルが多い印象でしたが、やはりSoTも軽い。
この日に試乗して、重さというか、どっしり感を感じたのは「AND」でしたね。
FNTC SoT1148の板チェック

リフトに乗ってもボードの軽さを感じます。
軽いボードは足が楽で良いですね。
普段OGASAKA FC154のビンテージ級の古いモデルを使用しているのでFCの重量感をしみじみと感じます(笑)
リフトを降りたらまずはSoT 148のフレックスとトーションを確認します。
148は159程の硬さを感じません。
とは言ってもFNTCの中では高反発モデルの位置付けなだけあり、しっかりとした張りを感じます。
続いては滑りを確認していきます。
緩斜面をターンすると、滑らかにターンができて扱いやすい。
何よりも、軽くて軽快さを感じます
取り回しを確認してみると、スライド操作もやりやすい。
足元操作でスルスルとボードをスライドさせられます。
長さの違いはスライド操作に現れていますね。
練習中のドライブスピンにチャレンジしてみると、スルッとボードを回せます。
まだグラトリ初心者レベルなので、上手く弾ききれないですが、オーウェンにもチャレンジ!
左右の足の入れ替えと重心移動がやりやすいです。
長さのあるボードはスタンス幅も広くなるし不安定となるのですが、148cmはスムーズにできます。
適正サイズの大切さを実感できます。
159cmで安定していたカービングターンはどうでしょうか。
この日は雨でザクザクな雪質のコンディションで正しい比較検証と言えない面もありますが、操作性を比べてみます。
速度に乗せてターンを繰り返してみると
148cmというサイズではありますが、ボードのハリがあるのでターン中の暴れる感覚や不安定さは現れずターンは安定感があります。
ただ、148cmのサイズはウエスト幅もワイドではないのでボードを立ててのフルカービングとまではいきませんでした。
次は、過去に試乗した159cmのレビューを確認していきたいと思います。
こくだんスノーボードの全試乗モデルが一覧になったページはコチラをチェック!
FNTC SoT159にホワイトピアたかすで試乗

私は普段オガサカFC 154を使用しているのでSoT159は長いかなぁと思いながらも試乗してみることにしました。
持った瞬間に感じたのがボードの軽さ。159の長さでここまで軽いとは…。
バインを取り付けたらまずはフラットバーンで板の感触を確かめます。
FNTC SoT159の板チェック
フラットバーンで両足のバインを締めて感触を確かめると…
グラトリ向けのボードだから柔らかいのかと思っていたらボード自体に張りがあって想像していた以上に硬い。
ノーズ、テールに体重をかけてみると簡単にはしならなくて力が必要。
トーションは硬すぎず柔らかすぎず。ただ、私の感触の基準は普段使用しているオガサカFCなので、オガサカFCよりは柔らかいという感じ。
FNTC SoTってグラトリができるボードっていうイメージだったけど、こんな硬さでグラトリやれるのか…
私はグラトリ初心者なので、正直無理だなと悟る私なのでした(笑)
グラトリの技術がある人が乗るとYouTubeみたいなカッコイイ滑りができるんですよね。
開発ライダーの瀧澤さんはやっぱスゴイ☆彡
FNTC SoTを履いて感じたのはボードの軽さ。
軽いのにボード自体は張りがあって硬さがある。
カービング向けボードのオガサカFCとかMOSS リボルバーRRRはボードの重さもあってボード自体も硬いんだけど、FNTC SoTは軽いのにボードに張りや硬さがあるから今までに感じたことのない感触。
FNTC SoTの硬さに少し困惑しながらリフトに乗って山頂を目指すのでした。
FNTC SoT159の試乗レビュー
リフトに乗って感じたのはボードが軽くて足が楽~。
159のサイズでこんな軽さのボードがあるのかと感心していると山頂が見えてきたぁ。
山頂に着いたらバインを締めてさっそく試乗スタート。
滑り始めると、ボードの操作のしやすさに驚き。
159という長さなのに変な引っ掛かりもないし、軽いし取り回しもいい。
ターンもやりやすくて板を立てていくとスムーズに曲がっていく。
グラトリっていうよりは、オールラウンドに使えるボードなんじゃないのかと思えてきた。
ターン気持ちいい…これ、ガッツリカービングできるんじゃないのか?
FNTC SoT159のカービングは気持ちいい
グラトリ向けのイメージだったFNTC SoT。
想像していたよりもボードの張りや硬さもあるし、ターンが気持ちいいからガッツリカービングしてみました。
ボードを角付けして立てていくとしっかりとノーズも噛むしズレない。
リズムよくターンをしていくとカービングターンは普通にキレるしボードもガッツリと立てられる。
ボード自体は軽いからヒールサイドターンからフロントサイドターンへの切り返しもスムーズ。
カービングターン後半でボードに圧をかけると抜け感も良くてボードが走る!
カービングターン気持ちいい☆彡
試乗したFNTC SoTをカタログ情報から深掘り

実際に試乗してサイズによる違いを体感できました。148cmと159cmという極端とも言える比較は、乗り手の体格によってサイズ感が大きく異なるという良い発見になりました。ここでは、カタログ情報を確認しながらSoTを深掘りしたいと思います。
FNTC SoT148と159のスペックを確認
FNTC SoT148のウエスト幅は246mm。
私の足の実寸が240mmでブーツサイズは250mmなので適正と言えます。
カタログ情報を確認してみると、サイズが長くなることでウエスト幅は一気に太くなります。
FNTC SoT159のウエスト幅は256mmと太い。
10mmも太くなるんですよね。
ウエスト幅256mmはどのくらいのワイド設計なのかも確認してみます。
比較のために私が使用しているカービング向けボードオガサカFCを見てみましょう。
オガサカFC160のウエスト幅が252mm。
なんと、1cm長さが短いFNTC SoT159の方がウエスト幅が太い。
ワイドモデルと言えるくらいのウエスト幅だからカービングでボードを立てても安定していたんですね。
そして、次に注目なのがサイドカーブ。
FNTC SoT159のサイドカーブは7.9m。
これもカービング向けボードオガサカFC 160と比較。
ボードオガサカFC 160は9.0-8.6m。
サイドカーブはボードのターンの半径を記しているので、FNTC SoT159の方がターン弧が小さく切れ上がるようなターンができるってことですね。
スペックを確認してFNTC SoT159がカービングでキレキレな理由が分かりましたね。
FNTC SoTのサイズ展開
FNTC SoTのサイズ展開は5種類
| サイズ | 148 | 150 | 153 | 155 | 159 |
| 有効エッジmm | 1140 | 1170 | 1120 | 1220 | 1250 |
| ウエスト幅mm | 246 | 249 | 250 | 251 | 256 |
| サイドカーブm | 7.4 | 7.6 | 7.7 | 7.8 | 7.9 |
| スタンス幅cm | 52 | 56 | 56 | 56 | 56 |
| 重さKg | 2.5 | 2.6 | 2.7 | 2.8 | 3.0 |
| 体重Kg | 45-75 | 50-80 | 55-85 | 60-90 | 60-90 |
FNTC SoTのサイズ展開をカタログから引用しました。
他のブランドと違うのがボードの重さを表記する欄がある点。
FNTCはボードの軽さも特徴的なのですね。
FNTC SoTの軽さの秘密はハニカムコア

FNTCのサイトから画像を引用しました。
FNTC SoTの軽さの秘密は独自構造のハニカムコア。
ボードのノーズとテール部分にハチの巣状の六角形の構造の構造が使われています。
ボードのノーズとテールの先端に超軽量ハニカム素材を搭載。とてつもなく軽くなった先端が今まで経験したことが無い高回転を可能にする。
コア重量 45%カット航空機などに使用されている最先端素材。ハチの巣をヒントに製造された六角形の構造は、地球上に現存する構造の中で最も丈夫で最も軽い素材です。
FNTC SoT公式サイトより引用
このハニカム構造が148cmで驚異的な軽さのスイングウエイトとなり軽快な操作性につながっていたのだと考えられます。
FNTC SoTの形状はハイブリットキャンバー

FNTC SoTの公式サイトから図を引用しました。
FNTC SoTの形状はハイブリットキャンバーなんです。
ハイブリットキャンバーはフラットな部分があるからボードをずらしたりグラトリもやりやすいなんて言われています。
しかも、ノーズとテール部分はロッカー形状で引っかかりにくくなっている。
グラトリ初心者レベルでもずらしやすかったのはハイブリットキャンバー形状が影響してそうですね。
FNTC SoTをカタログから読み解く
グラトリボードのイメージがあったFNTC SoTですが、カービングがキレるのはそもそものSoTの特徴だったのかも知れません。
FNTC SoTの公式サイトには次のような説明がありました!
絶妙な設計で出来上がったハイブリッドキャンバーが「弾き」「すらし」「エッジグリップ」の相反する性能をバランス良く整え、先端に配置されたハニカムコアHC-GTが板の重さを忘れさせ異次元の高回転を可能にします!
FNTC SoTの公式サイトから引用
更にノーズ、 テー ルに配置されたカー ポンV-RODとセンターフレックスの絶妙なバランスが爆発的な反発を生み、半端じゃないノーリーの高さを可能にします。
また、 グラトリだけに留まらす、急斜面ではカービング、 パークがあればジャンプも楽しむ。
ゲレンデ全部を遊びのフィールドとして思いっきり楽しむ。
それがSoTの真骨頂。
「グラトリだけに留まらす、急斜面ではカービング、 パークがあればジャンプも楽しむ。
ゲレンデ全部を遊びのフィールドとして思いっきり楽しむ。
それがSoTの真骨頂。」
つまり、SoTはオールラウンドたのしめるボードってことですね。
FNTC SoTの試乗評価レビュー総括
FNTC SoTは、サイズ選びによって「グラトリ特化」にも「軽量カービング」にもなる、非常にポテンシャルの高いオールラウンドボードです。
| サイズ | 主な体感 | おすすめの滑り |
|---|---|---|
| 148cm (適正サイズ) | 軽快な取り回し、高反発な弾き | グラトリ、ラントリ、地形遊び |
| 159cm (ロングサイズ) | 驚異的な軽さ、カービングの安定感 | カービング、フリーラン、スピード |
あなたの滑りに合わせてサイズを選ぶことで、SoTの真価を最大限に引き出すことができるでしょう。













