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【25-26】NOVEMBER KAILAの試乗評価レビュー!隠れた潜在能力が明らかに…

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NOVEMBERのモデルで「KAILA(カイラ)」は少し影が薄いイメージ。

NOVEMBERと言えば、ARTIST(アーティスト)やMOUNTAINFOX(マウンテンフォックス)、ICECAT(アイスキャット)、D4(ディーフォー)なんかを思い浮かべてしまう…

KAILA(カイラ)?

どんなボードなのか分からないなぁ。

実は私、KAILAにそんな印象を持っていました。

SNSでもKAILAの情報は少ないですから無理もない。

めいほうスキー場の試乗会で足を運んだNOVEMBER。

KAILA152が空いていたのでちょっと試してみるか…

くらいな気持ちで試乗することにしました。

試乗した結果は…

KAILAに圧倒されました!

私的にはめちゃくちゃスイッチカービングが面白いと感じるボードで、ポテンシャルの高さに驚かされました。

影が薄いと思っていた、KAILAに謝りたい~

今まで注目していなくてゴメンな、KAILA。

試乗会にした日は合計で15本のボードに試乗したんですけど、正直、KAILAがいろんな意味で一番衝撃的なボードだった事には間違いありません。

と言うことで、私が圧倒されたKAILAについて個人的な感想を踏まえながらレビューするのでぜひ最後までご覧ください!

✅ 記事のポイント

・KAILAの試乗レビューで感じた印象

・KAILAは圧巻のポテンシャル

・試乗したKAILAをカタログスペック表から再評価

私のスペックとマテリアル

身長162cm 体重53kg

愛用ボード OGASAKA FC 154

ブーツ RIDE RASSO PRO WIDE 25.0cm

バイン FLUX XF (S)

✅ 記事を書いた人

「こくだん」

・スノボ歴約20年のサンデーボーダー

・試乗会でKAILAに試乗

・KAILAのポテンシャルの高さに圧倒されたた人

NOVEMBER KAILA(カイラ)の試乗評価レビュー!ハイスピードの安定感は圧巻!スイッチカービングに最適ボードだった

めいほうスキー場で開催されたスノーボード試乗会。偶然にもNOVEMBER KAILA(カイラ)に試乗する機会がありました。SNSでも情報は少ないKAILA。そんなKAILAに試乗して知らなかったポテンシャルを体感するのでした。

NOVEMBEのKAILA152に試乗することにした

NOVEMBEのテントには目移りするボードがズラリと並んでいます。

私が気になっていたARTISTとMOUNTAINFOXに試乗が終わって、次はどのボードに試乗しようかなぁと迷っていると目に入ったKAILA。

他に気になるボードが貸し出し中かぁ。

ひとまずKAILAにしよう。

「KAILAに試乗してもいいですか?」

「いいですよ~、KAILAのサイズ、どうします?」

KAILAはツインチップ形状だったよな…取り回し優先して短いサイズだな。

「152のサイズでお願いします」

「KAILA152ですね~、ハイ!」

手渡されたと同時に驚いたのがKAILAの軽さ。

持ち上げた瞬間に軽いと感じる。

ただ、なんか違和感がある…

ボードのコアがぶ厚い。

ボードは軽いのにコアは薄くない、と言うか厚みがある。

なんだか、頑丈そうなボードだなぁ…

軽くてボードがぶ厚いというのがKAILAの第一印象。

どんな滑りに向いているのかスペックを見てみると

KAILAの特徴は…

FLEXは7.5とNOVEMBEの中でも硬め。

オールラウンドでスピードライドもいけるのか。

スピードに乗せたカービングを楽しみたい私にとっては試しがいのあるボードです。

ビックエアーかぁ。

普段からキッカーとか入らないし、やっても軽く地形で飛ぶくらい…。

ボードの良さを感じられるのだろうか?

とは言え、KAILAの特徴になっているスピードライドがどのくらいなのかを試すのは楽しそう。

この時、私は細かなスペック(有効エッジやウエスト幅など)は確認していませんでした。

その結果、滑りながら困惑することになるとは…

KAILAの特徴

FLEXは7.5(ARTISTよりも硬い)

オールラウンド、ビックエアー、スピードライド対応

有効エッジ1180mm

接雪長1140mm

ウエスト幅246mm

セットバック0mm

次に、ボードのアウトラインも見てみます。

ツヤ消しマットなトップシート。

NOVEMBEの中でもKAILAのデザインは他のボードとは違って個性的。

黒と白の濃淡を生かした絵画のようなタッチの女性が描かれています。

ちなみに、後で調べてみたんですが、KAILAは毎シーズン描かれている女性の表情や醸し出す雰囲気が異なるんです。

どのKAILAが好みか、調べてみるのも面白いかも(笑)

そんなKAILAをよ~く見ると

MOUNTAINFOX(マウンテンフォックス)と同じ調整幅の広い6穴のビス穴。

【NOVEMBER】25-26MOUNTAINFOX評価レビュー!試乗会で人気のマウンテンボードに驚いためいほうスキー場で開催されたスノーボード試乗会で25-26 NOVEMBER MOUNTAINFOXに試乗.。オールマウンテンフリースタイルに対応したモデㇽでカービングにパウダー、地形遊びもできる。そんな試乗レビューを記事にまとめました。...

割と遊びの幅が広いボードなのかも。

トップシートと違ってソールは鮮やかな赤色で目立ちますねぇ。

バインを取り付けたらまずはリフト乗り場までスケーティングで移動します。

スケーティングでの印象はとにかくボードが軽い。

ワンフットで滑ってみるとボードを動かしやすくて操作性も悪くない。

ただ、今のところは驚くほどの凄さは感じていません。

リフトに乗ってみると脚が楽です。やっぱりKAILAは軽い。

スペック表にビックエアーと記されていただけあって軽さ売りにしているのだろうか?

ハイスピードとなっていたけど、この軽さでターンの安定性がどの程度なのかは気になるところ。

KAILAのフレックスを確認してみた

リフトを降りたらまずはフラットバーンで板チェック。

ボードのフレックスを確認してみます。

ノーズやテールに体重をかけてしなりを確認すると、表記通りで硬い。

簡単にはボードがしなりません。

続いて、トーションも確認。

つま先を交互に上げてみると簡単にはボードがねじれる感触を感じません。

やはり、トーションもフレックスも硬い。

ちなみに、KAILAに試乗した時の天候はあいにくの雨。

ゲレンデコンディションは春先のザクザク雪が雨を含んで重くなったバーン。

お世辞にも滑りやすいとは言えないコンディションです。

こんなコンディションでKAILAの滑りはどう感じるのだろうか?

KAILAのカービングはキレ味が抜群だった

緩く重くなった雪でボコボコが目立ってきたバーンでまずはターンの感触を確認。

トウ、ヒールと体重を移動するとボードは滑らかに弧を描いてターンしていきます。

ボードの硬さはありますが、それが変なクセになるわけではなくターン導入はマイルドで操作性も良いです。

スペック表に「スピードライド」と記されていたし、スピードに乗せてカービング性能も見てみよう。

そう思い、ターンしながらボードに体重を乗せて加速していくと…

ボード自体は軽いのに雪面のボコボコにボードが負けないでターンが安定する。

ズレやすいヒールサイドターンで「ガガガっ」ってテールがズレないで雪面に強くエッジを噛ませてボードが走っていく。

私が選んだKAILAのサイズは152cm。

ツインチップ形状を生かしてスイッチランや地形遊びなど取り回しを優先させて選んだサイズ。

ハイスピードカービング一択なら154cmを選んでいたけど、オールラウンドに使えるように152cmを選んだからカービングには少し不安のある長さのはず…

な・の・に…

KAILA152は雪面のボコボコを押しつぶして切り裂いていくようにカービングがキレていく。

「KAILAの走破性はハンパないし、ソールも良く走る!MOUNTAINFOXみたいにウエスト幅がワイドだから安定するんだなぁ(笑)」

思わず滑りながら独り言を漏らしていた私。

この時点で、KAILAはワイドボードだと錯覚していたのでした。

私が試乗したMOUNTAINFOXはサイズが150cmでウエスト幅が252mm。

しかし、KAILA152のウエスト幅は246mm。

はっきり言って、ウエスト幅246mmは細い。

なのに、ハイスピードでもカービングが安定する。

KAILAはズルいって思えるくらいの安定感と走破性。

そして、実は細かったウエスト幅のお陰でターンの切り返しでの荷重移動もスムーズ。

錯覚して滑ってしまうとは…

前もってスペックを確認してけばよかった(笑)

KAILAはソールの走りも良くて、軽い操作性でありながらも荒れたバーンでもずっしりとした安定感があり、ボコボコを押しつぶして進んでいく走破性を秘めたボードだったのです。

KAILAはスイッチカービングもキレる

そんなKAILAはツインチップ形状なので、続いてスイッチランも試してみました。

まず感じたのがスイングウエイトの軽さ。

レギュラースタンスからスイッチスタンスへの足の入れ替えをすると、ボードがスルッと回る。

あまりの軽さに、トラバースしながら何度か足の入れ替えをしてみました。

軽くてスルスルとボードが回せます。

それではまずはスイッチラン。

スイッチポジションでトウ、ヒールと体重をかけてみると

レギュラースタンスと同じようにスムーズにターンしていく。

ツインチップ形状なのでスムーズなのは当たり前なんですが、ターンの安定感も変わらない。

そして、スイッチでもソールの走りも良い!

まだ練習中で不慣れではあるものの、スイッチでカービングしてみると

エッジがしっかりと雪面を噛んでボードがズレないでキレていく。

KAILAのスイッチカービング、気持ちいい。

レギュラースタンスに戻して滑っていると、地形を生かして飛べそうな場所を発見!

ビックエアーって書いてあったし、軽く飛んでみるか!

と思い地形に入っていきます。

私の入った地形は、他のコースへの合流するような場所の地形。

地形を2~3m上って、その先がフラットになって、その先は徐々に下っているというレイアウト。

私は普段キッカーにも入らないし、地形で飛んだりもしません。

ただ、スペック表記でビックエアーと記してあったので、軽く飛んだらどうなるかを試してみたかったのです。

上りの勾配の地形を超えなければいけないので、KAILAの走りの良いソールを生かして自分の中の8割ほどのスピードで進入できるように加速します。

地形に進入して頂点を抜ける際に軽く右足でオーリーをかけるようにテールを弾いてみたら…

「フワッ」

今までにないような浮遊感を感じて体が宙に放り出されます。

「あれっ?思った以上に飛んでる…」

不慣れなことをやると慌ててしまう。

視線が着地する足元に向いて頭が下がってしまう。

徐々に接近する雪面に意識が向きながら着地。

とっさに右手で雪面を押さえて何とかクラッシュは避けられました(-_-;)

ジャンプは先に目線を送るって聞いたことがあったけど、思った以上に飛ぶと意識できないんだなぁと実感するのでした。

軽く飛ぶ程度の意識で地形に入ったのに予想以上に飛んで行ったKAILA。

こんなジャンプ初心者でも宙に連れて行ってくれるなんて驚き。

その後は、緩斜面をスピードに乗せてターンしながらKAILAの走破力を再認識。

ソールの走りも良く、ターンは不思議なほどに安定する。

荒れたバーンでもボコボコを押しつぶして切り裂くような走破性があるのに、軽くて操作性も良好。

スイングウエイトも軽くてエッジが引っ掛かることなく取り廻せる。

しかも軽さを生かしてジャンプもできる。

152の長さでも不安感なくてガンガンゲレンデを攻められる滑りは圧巻と思えるKAILAに大満足で試乗を終える私でした。

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試乗したNOVEMBER KAILA(カイラ)をカタログスペック表から再評価してみた

試乗して圧巻の滑りを体感したKAILA。そんなKAILAについてカタログスペック表を再確認!実際に試乗して感じた印象とボード形状やスペックを照らし合わせながら深掘りしてみたいと思います。

NOVEMBER KAILA(カイラ)のカテゴリー

NOVEMBERのスノーボードは5つのカテゴリーに分けられています。

NOVEMBERの5カテゴリー

①ALL MOUNTAIN / FREERIDE / POWDER

②CARVING / FREERIDE

③FREESTYLE / HALFPIPE / PARK

④GROUND TRICK / PARK

⑤KIDS & JUNIORS

NOVEMBERの5つのカテゴリーではKAILA(カイラ)は③FREESTYLE / HALFPIPE / PARKになります。ちなみに、ARTISTEも③なんです。

KAILAはどちらかと言うと、パークとかジャンプに向けたカテゴリーな印象。

NOVEMBER KAILA(カイラ)の説明

力強いオーリー性能、高速安定性、高回転スピン性能を追求したモデル。

高い反発性と素早い反応がより高いエアーと高度なスピントリックを可能にします。

補強材としてセンター部に50mm幅の強化リボンを配置。

ブランド内最高クラスの反発性能と滑走時の高い振動減衰能力を発揮します。

軽量化されたボードは取り回しの良さと軽快なスピン性能を発揮します。

2×6のバーサタイルインサートホールを採用し、パウダーやフリーライディングに対応するセットバックポジションや多彩なスタンスワイドが可能となり幅広いライディングスタイルに対応します。

※公式サイトから引用しています。

カタログの説明だと、軽量でありながら高反発と滑走安定性を誇り、スタンスやポジションも多彩にセッティングできるモデルのようです。

実際に試乗した印象はまさしくカタログ通り。

軽量でドライブスピンのような操作もしやすい軽い取り回しが印象的。

軽いのに振動吸収に優れて荒れたバーンでも安定したライディングでカービングもキレる。

フリーライディングが楽しいと思えるボードでした。

私の滑りの技術的には、カテゴリーで当てはまるとしたら…

FREESTYLE / HALFPIPE / PARK

「フリースタイル」の部分しか感じられていませんが、十分に楽しめるボードでした。

ハーフパイプやパークを楽しめる技術があったら更に面白味を感じられると思います。

NOVEMBER KAILA(カイラ)のスペック表

KAILA(カイラ)のサイズとスペックを見てみましょう。

⇔表はスライドします⇔

有効エッジと接雪長はARTISTと大差ないです。

同じサイズなら有効エッジと接雪長は同じ。

ノーズ・テール幅とウエスト幅はARTISTの方が少し太いくてKAILAの方が細い。

気になったのが、サイドカット。

私が試乗した152は「10.7-6.8-10.7」とくびれが強い。

かと言って、ボードを立てても急激にボードがキレ込むわけではなく操作性も良好。

ボードを立てていくとターンはキレ込むサイドカット設計だからカービングもキレを感じて楽しめたのでしょう。

ボードの形状はサイドカットが極端にくびれ形状ですが、その他は一般的なボード。

KAILAはボードの形状が特殊なわけではなく、軽量なコアと強化リボンで滑りの安定性を出していたのではないかと推測できます。

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KAILAに超軽量なFM2COREを採用。

このFM2COREは私が試乗したMOUNTAINFOXも同じでした。

しかし、KAILAの方が長いのに軽く感じた…。

スペック表だけでは見えていないアウトライン形状の違いもあり、KAILAの軽量化が図られているのではないかと推測します。

NOVEMBER KAILA(カイラ)は3サイズ展開

私としては、圧巻のポテンシャルが感動するレベルだったKAILA(カイラ)ですが、サイズが少ない…

152、154、156の3サイズ展開のみです。

ちなみに、ARTISTはワイドモデルも含めて10サイズもあります。

ARTISTの方が選べる幅が広いからメジャーになるのも無理はないか…

ちなみに、私は取り回しを重視して152を選びましたが、カービング重視なら154か156もありだと感じました。

ボードは軽量で操作性も良く、156ならウエスト幅は250mm。

私は身長162cm、体重53Kg、ブーツサイズ25cmと小柄体形なので、156ならカービングがかなり楽しめるのではないかと思います。

ブーツサイズが大きい人には適応しきれないのが残念。

体格やブーツサイズが合う人なら一度は試してほしいと思えるボードがKAILAですね。

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【25-26】NOVEMBER KAILAの試乗評価レビュー!隠れた潜在能力が明らかに…を総括

【25-26】NOVEMBER KAILAの試乗評価レビュー!隠れた潜在能力が明らかに…のまとめ

✅KAILAは軽量でありながらも高反発で振動吸収に優れたボード

✅フリースタイル、パーク、ハーフパイプに適応したカテゴリーに位置付けする

✅パーク向けボードかと思いきや、フリーランかカービングでもパフォーマンスが良い

✅152サイズでウエスト幅は246mmと太くはないが、ターンのエッジグリップは良く、キレのあるカービングが楽しめる

✅サイズは152、154、156の3サイズ展開

✅サイズ展開が少ないため、身長に合ったサイズがあれば試してみると面白いと思えるボード。

ABOUT ME
こくだん
日常の発見や体験は人それぞれ。 自分の体験したことや新たな発見、少ない滑走日数でも充実している趣味のスノーボード、お出かけや旅行のネタを中心にブログ記事を書いています。

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