RICE28のRT9が気になっているそこのアナタ!
RT9ってどんなボードなの?
RT9の乗り心地が知りたい
RT9はどんな人におススメのボード?
といった疑問に、試乗会でRICE28のRT6・RT7・RT8・RT9・TP8の5種類を乗り比べた私がお答えします。
RICE28のRT9はRTシリーズの中で高速域にも対応できるキャンバーボード。
RT9はカービングオールラウンドボードです。
速度を出しながらキレのあるカービングをしつつもオールラウンドに楽しみたい人におススメのボードですよ。
普段カービングを主軸に滑っている私の感想を踏まえながらRT9についてまとめてみたので興味のある方は最後まで読んでみて下さいね。
・RICE28 RT9の試乗評価レビュー!
・RICE28 RT9のフレックスやカービング性能
・試乗したRICE28 RT9をカタログから深掘り
身長162cm 体重は53kg
普段使用しているボードは OGASAKA FC 154
ブーツは ナイトロ クラウン 24.5cm
バインはフラックスの XF Sサイズ
RICE28 RT9の試乗評価レビュー!
ホワイトピアたかすで開催されたモリスポ試乗会。RICE28RTシリーズはどのくらい乗り心地が違うのだろうかを確かめるべく全機種を乗り比べ。普段からカービングを楽しんでいる私が1本目に選んだのはカービングオールラウンドボードRT9。
ホワイトピアたかすのモリスポ試乗会でRICE28のボードを試乗
ホワイトピアたかすで開催されたモリスポ試乗会。
RICE28RTシリーズは実際にどのくらい乗り心地が違うのだろうか…
そんな興味が湧いていたのでRICE28のRT6・RT7・RT8・RT9・TP8に試乗することに。
この日、RICE28RTシリーズを試乗する前にWRXのボードも試乗。
WRXとRICE28は同じテントでボードの取り扱いをしているのでWRXのボードを返却するとスタッフさんが声をかけてくれます。
「他に何か気になるボードあります~?」
RICE28のスタッフさんは話しやすくてフレンドリー(笑)
「次はRT9が気になるんですよねぇ」
と伝えると
「RT9選ぶと思ったわ~、さっきWRX Mk-U選んではったもんなぁ~。やっぱRT9にいくかぁ。」
と笑いながらスタッフさんが用意してくれたRT9。
RTシリーズ1本目はRT9で決まり!
さっそくボードをチェックします。
RICE28 RT9の特徴はフルキャンバー
RICE28 RT9はツインチップ形状のフルキャンバーボード。
私が普段使用しているOGASAKA FCと同じサイズの154をチョイス。
FCはセミハンマーのカービングボードなので同じ154サイズで違いを比較できるのも楽しみ。
RT9は手に取ってみると程よい重さ。
ボードのデザインも見てみます。
グラフィックは「和」のイメージでRICE28を「ニ十八」と表現してあって国産ブランドって感じ。
ブラックベースなグラフィックで細部に和柄が施されていてカッコイイ。
グラファイトのソールはノーズ部分にRT9の「九」がワンポイントで入っています。
リフトに乗って山頂を目指します。
RICE28 RT9のカービング性能を試乗して確かめる
リフトを降りたらRT9154の板チェックです。
つま先・かかとに力をかけながらトーションを確認。
簡単には捻じれないけど、ガチガチに硬いわけではなく程よい硬さ。
ノーズ・テールに体重をかけてみるとフレックスは硬くて張りがある。
ボード全体の印象としてはトーションは程よい硬さ、フレックスは結構硬い。
私が普段使用しているOGASAKA FC154よりも硬いんじゃない?って思えるくらいの強さがあります。
とはいえ、メタルボードのような硬さではないので高速域に対応するボードだなって感じるくらいの硬さです。
この日のバーンは前日の積雪がうっすら残る程よく締まったバーン。
まずは緩斜面でターンをしてボードの感触を確かめます。
ノーズ・テールと体重をかけてみるとオールラウンドのラウンドノーズ形状なだけあってターンの入りは滑らか。
変なクセは無くて乗りやすいです。
緩斜面で滑りの感触を確かめたので、次は中斜面でカービングターンをしてみます。
スピードに乗せてカービングターン!
板を立てていくとターンは切れる。
ヒールサイドでテールが「ガガガッ」てズレることもないし、スピードに乗せてのカービングが気持ちいい。
カービングターンはキレ上がるようなターン弧というよりはどんどん落下していくような印象のターン。
シンプルなサイドカーブ設計だからなのか、大きな半円を描くようなターンでカービングできます。
下に落下するターンのイメージとしてはOGASAKAのCT-Sが似ていますね。
RICE28 RT9もOGASAKAのCT-Sも同じOGASAKA工場製。
そんな共通点のあるOGASAKACT-Sに試乗した記事はコチラ↓
RT9はCT-Sに似ているけど違いはあります。
落下するターン弧が似ているCT-SよりもRT9の方がボードが軽くて操作もしやすい。
ただ、RT9はガッツリ板を立ててカービングするには少しウエストが細いかな。
エッジグリップはワイドモデルのボードには劣ります。
RT9はツインチップのカービングオールラウンドボードなのでスイッチランや遊びの要素も確認。
カービング中級者でグラトリ初心者レベルの私が扱ってどう反応するのか。
RT9はボードが重くもなくターンしながらボードをスライドさせたり取り回しもしやすい。
スイッチランも違和感なく滑れます。
ボード自体が軽く感じるから取り回しはしやすいですね。
RT9はボードを限界まで立ててカービングするにはちょっと物足りないけど、スピードに乗せてカービングしながらもオールラウンドに楽しめるボードでした。
RICE28のテントに戻って次のボードを選定です(笑)
試乗したRICE28 RT9をカタログから再評価してみた
スピードに乗せてカービングしつつもオールラウンドに扱えるRT9。実際の試乗した印象とボードのスペックを照らし合わせながら再評価してみようと思います。
RICE28 RT9は7サイズ展開
RICE28 RT9はメンズが4サイズ、レディースが3サイズ展開。
グラフィックはメンズとレディースごとで異なっています。
ちなみに、RT9はRT8と同じサイズ展開で有効エッジ、接雪長、ボードの幅などの細かなスペックも同じ。
なのにコンセプトは全く別のボードなのが面白いところなんですよね。
RICE28 RT9のフレックス
※RICE28公式カタログから引用
カタログを見るとRT9のトーションは「7」
RT9はレディースのトーション「5」
RT9はメンズとレディースでプレートやリボンの違いでフレックスバランスに差を出しています。
RICE28 RT9はどんな人におススメ?
RICE28のRT9は、10年以上にわたりその優れた性能と信頼性でスノーボーダーに支持され続けています。その変わらない良さが、中級者から上級者へのステップアップをサポートする理由の一つです。
このボードは、安定感とパフォーマンスを兼ね備えており、中級者がさらなるスキルを磨くのに最適な選択肢です。しっかりとしたコントロールを提供しながら、上級者が求める高度なテクニックにも対応します。その歴史と進化の過程で培われた設計は、信頼性と堅牢さを兼ね備えています。
RT9は、10年以上にわたる技術革新の結晶であり、ライダーが長く愛用し続けることができる耐久性も持ち合わせています。中級から上級者へのステップアップを望むスノーボーダーにとって、RT9は確かな成長と新たな挑戦をサポートする理想的な選択肢です。その変わらぬ優れた性能と安定感は、次なるステージでのライディングを可能にします。※RICE28公式カタログから引用
RT9はす高速域でのカービングや安定したフリーランを楽しみたい人におススメと言えますね。
【RICE28】RT9の試乗評価レビュー!高速域でのカービングが楽しいボードを総括
【RICE28】RT9の試乗評価レビュー!高速域でのカービングが楽しいボードのまとめ
✅RICE28 RT9は高速域を楽しめるボード
✅フルキャンバー形状で高速域でのライディングやカービングに対応
✅フレックスバランスはRTシリーズで一番硬めで張りがある。
✅RICE28 RT9はメンズ4サイズ、レディース3サイズの計7サイズ展開
✅RICE28 RT9のはメンズとレディースでフレックスバランスに違いがある
✅RICE28 RT9は軽さもあって高速域でのフリーランやカービングをやりたい人のおススメのモデル