OGASAKA スプラウトと言えば、キャンバー形状でパウダーからカービング、春先のシャバ雪から地形遊びまで楽しめるオールマウンテンボード。
1本のボードで全てをこなしたいと思って気になっている人も多いのでは?
スプラウトの滑り心地が知りたい
スプラウトの使用感が気になる
スプラウトのカービング性能に興味がある
こんな疑問を解決します。
カービングに地形遊び、パウダーや春先の柔らかい雪質にも対応して幅広く使えるボードでシーズンをフルに楽しみたいという人がチェックするであろうOGASAKA スプラウト。
私も以前から気になっていたでめいほうスキーで開催された試乗会でOGASAKA スプラウトに試乗してみました。
スプラウトに試乗した私の印象は悪くはないがベストマッチでもない。
OGASAKA スプラウトはサイズ選びとセッティングがハマれば楽しめるボードなのではないかと感じました。
実際に試乗した感想と、カタログのスペック表から私の考察をまとめてみたので興味のある方は最後まで読んでみてください。
・OGASAKA スプラウト159 24-25モデルに試乗
・実際に試乗して分かったカービング性能
・OGASAKA スプラウトをカタログから分析
身長162cm 体重は53kg
普段使用しているボードは OGASAKA FC 154
ブーツは ナイトロ クラウン 24.5cm
バインはフラックスの XF Sサイズ
OGASAKAスプラウト159の試乗評価レビュー!
・OGASAKAスプラウト24-25モデルに試乗
・OGASAKAスプラウトの板チェック
・OGASAKAスプラウトに試乗して分かったカービング性能
OGASAKAスプラウト24-25モデルに試乗
めいほうスキー場で開催された試乗会で以前から気になっていたOGASAKAスプラウトに試乗しました。
パウダーボードのような形状だけど実はキャンバーボード形状というスプラウト。
24-25モデルは鮮やかなブルーカラー。
SPROUTと書かれたシンプルなデザイン。
ボードの表面はザラザラしたポリアミドを使用したトップシート。
試乗用ボードって多くの人が使用したことで付いてしまう薄い傷があったりするんですけど、ポリアミドを使用したトップシートは傷が見られなくて強そうですね。
バインを取り付けてリフトに乗ってゲレンデ上部を目指します。
OGASAKAスプラウトの板チェック
リフトを降りる際にスプラウトの注意点を見つけました。
スプラウトのソールの走りは良くてスケーティングはスムーズ。
ただ、ポリアミドのトップシートはボードの上がとても滑る。
スケーティングの際に右足をボードの上に普段通り置いたら転びそうになりました(笑)
ポリアミドのトップは滑りやすい点だけは気を付けたいですね。
バインを締めたら、まずはフラットバーンで板チェックです。
ボード全体のフレックスとトーションを確認。
トーションもフレックスも張りがあって硬さと粘りを感じます。
カタログではフレックスレベル3.5でCTよりは少し硬めの印象。
フレックスレベル3.5はCT-IZと同じですね。
この日は、3月にも関わらず寒気の影響でサラサラとした雪を圧雪で固めたカービングが楽しめるのゲレンデコンディション。
スプラウトのカービングと操作性を確かめる試乗スタート!
OGASAKAスプラウトに試乗して分かったカービング性能
私はOGASAKAスプラウト以外にも、CTやCT-IZ、CT-SにFCなどなどOGASAKAの多くのモデルに試乗したのですが、他のボードと比べてスプラウトのカービングは少しコツが必要なのかもと感じました。
緩斜面での緩やかなターンはエッジも噛むし違和感はなくターンもキレる。
しかし、スピードに乗せてターンしてみるとノーズをうまく噛ませられない。
ノーズが長い分、ノーズの有効エッジの端が遠くなるんですよね。
しっかりとノーズを立てて雪面に接雪しているノーズ部分の端に力を加えて噛ませてあげようとしないとノーズがズレてしまう印象。
意識してノーズに力を加えてもうまくノーズが噛まない。
操作が難しい…
こればっかりは自分の技術の問題もあるかな…
スプラウトはワイドボードではあるけどターンの切り返しでトゥとヒールが遠く感じるようなもっさり感はありませんでした。
地形遊びに入ってもずらしやすいし取り回しのしづらさも感じない。
セットバックは4cmも入っていますが、スイッチランも問題なく滑れました。
カービングの難しさを感じながらも試乗は終了。
スプラウトはセットバックが入っているのでノーズ部分は自然と長くなります。
私は普段154のボードを使用しているし、スプラウト159ではノーズ部分が長くなりすぎて自分の滑りの技術には合わなかったのかも。
セットフロントにしてノーズの有効エッジに近い位置にセッティングしてノーズを使いやすくすれば扱いやすかったかもって滑り終わった後の思うのでした。
スプラウトは独特の形状なので様々なサイズを試して自分の滑りにある長さを見つけると良いボードではないかと感じたのでした。
OGASAKAスプラウトの試乗評価レビューの後にカタログで発見した長さの特徴
・OGASAKAスプラウトのスペック表を見てみよう
・OGASAKAスプラウトはバンクドスラロームにも使える
・スプラウトの中古も使えるのか?
・OGASAKAスプラウトでもグラトリができる
・OGASAKAスプラウトの試乗評価レビュー!カタログから見つけた長さの特徴を総括
OGASAKAスプラウトのスペック表を見てみよう
スプラウトはパウダーも使えてカービングや地形遊びも楽しめるボードという点から156や159、164といったサイズをチェックしていました。
ただ、実際に試乗してみると扱うコツが必要と感じた私。
カタログを見て短めのサイズの148や152、実は面白いのではないかと感じたのでした。
何故短いサイズに興味を持ったのかと言うと、私はTF152にも試乗していたからです。
TF152は思った以上にカービングがキレて操作性も良くて面白さを感じました。
152と短くてもカービングがキレるんだと実感したんですよね。
長いサイズのスプラウトに注目が集まるけど短いサイズのスプラウトもアリなのではないか…
スプラウトとCTのカタログでスペックを見比べてみました。
スプラウト152のノーズ幅はCT161より太い。
ウエスト幅はCT156よりも太い。
有効エッジと接雪長はCT152とCT150の間くらい。
ワイドボードほどの安定感は期待できないけど、カービングがキレて地形遊びにも入れてパウダーも埋まりにくくて短いから取り回しも良くなる。
スプラウト152って実は面白そうなボードなんじゃないのかなぁと試乗が終わってから自宅に戻ってスペック表を眺めて感じるのでした。(来年の試乗会に期待だな)
セットバックが入っていてノーズの捉えが難しいのではないかという点に関してはセットフロントすれば解消できますしね。
OGASAKAスプラウトはバンクドスラロームにも使える
カタログを眺めてみると、バンクドスラロームは「◎」二重丸でおススメになっていました。
フルキャンバーでカービングからパウダー、地形遊びまで使えて春先のシャバ雪にも対応するオールマウンテンボードスプラウト。
スプラウトの中古も使えるのか?
24-25モデルからサイドウォールとトップシートのポリアミド素材を0.6mmから0.5mmに変更してしなやかなたわみも中でもエッジグリップを強化したモデルへと変更になっているようです。
柔らかくなって扱いやすくなっていると考ええると、スプラウトの中古モデルは多少乗り味が変わると思われますね。
OGASAKAスプラウトでもグラトリができる
カービングやパウダーのイメージが強いスプラウトですが、乗り手の腕次第でグラトリもできるんですね。
私的にはスロープスタイルからバンクドスラロームまでこなしているOGASAKAライダーの丸茂幸太郎さんの滑りがスタイルも出ていてカッコ良くて好きですね!
スプラウトでどんな滑りができるのか気になる人はコチラの動画も参考にしてくださいね。
私はスプラウトのイメージが変わりました(笑)
OGASAKAスプラウトの試乗評価レビュー!カタログから見つけた長さの特徴を総括
OGASAKAスプラウトの試乗評価レビュー!カタログから見つけた長さの特徴のまとめ
✅スプラウトはパウダーボードのような形状だけど実はキャンバーボード形状。
✅ボードの表面はザラザラしたポリアミドを使用したトップシート。
✅フレックスはカタログでは3.5ということでCTよりは少し硬めの印象。
✅カービングターンはキレるが、ノーズを噛ませるの比技術が必要。セットフロントした方がターンしやすい可能性あり。
✅スプラウトは148~164まで5サイズ展開。
✅カタログではスプラウトはバンクドスラロームへの対応が二重丸。