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【LIB TECH】ORCAの試乗評価レビュー!一度は乗りたいトラビスライスのマジックボード

リブテックオルカのボード全体の写真
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LIB TECH(リブテック)と言えば ORCA(オルカ)!!!

T.RICE ORCA(オルカ)は、トラビス・ライスのシグネチャーモデルで、LIB TECHの中でも圧倒的人気を誇るフリーライド・オールマウンテンボード

な~んてよく耳にするので、気になって試乗してみました。

試乗する前に感じていた私の素朴な疑問はこの3つ。

ORCAって何が凄いの?

ORCAはどんな滑りに向いているの?

ORCAって他にも種類があるの?

実際にORCA150に試乗して感じたことは…

安定感があって短くてもサイズを気にさせない

深く切れ込むカービングが気持ちいい

操作性も抜群で地形遊びも楽しめる

フリーライドを楽しむならORCA

人気の理由に納得のボードでした。

T.RICE ORCA(オルカ)は派生したモデルでAPEX ORCA、GOLDEN ORCAもあり、それぞれ試乗して違いも感じてみました。

試乗したLIB TECH 25-26 ORCAについて詳しく説明するので、個人的な視点にはなりますが気になる方はぜひ最後までご覧ください!

記事のポイント

・25-26 ORCAの試乗評価レビュー!

・ORCAはカービングの安定感がある

・ORCAをカタログから再評価

私のスペックとマテリアル

身長162cm 体重53kg

愛用ボード OGASAKA FC 154

ブーツ RIDE RASSO PRO WIDE 25.0cm

バイン FLUX XF (S)

記事を書いた人

「こくだん」

・スノボ歴20年の節約家スノーボーダー

・試乗会でLIB TECH ORCA150に試乗

・ORCA150の安定感に感動した人

LIB TECH 25-26 ORCAの試乗評価レビュー!

リブテックオルカのボード全体の写真

やってきたのは2025年3月上旬に開催されたホワイトピアたかすの試乗会。以前から気になっていたLIB TECH ORCAに試乗できるチャンス!と言うことで、この日の1本目はLIB TECH ORCA150をチョイス。試乗して人気の理由を探るのでした。

使用感を評価したくてLIB TECH ORCA150に試乗してきた

ホワイトピアたかすの試乗会のリブテックスノーボードのテント

やってきたのはホワイトピアたかすで開催された試乗会。

朝一番、「試乗会の開始します〜!」のアナウンスと共にLIB TECHのテントに直行!!

テントには写真のように様々な種類のボードがキレイに並んでいるんですよね~。

(ちなみに写真にはお隣のテントのALLIANのボードが写っています)

まずはLIB TECHのメーカーの人に声をかけてみます。

「ORCA150に試乗したいんですけど、いいですか?」

「大丈夫ですよ~。ORCA、気になってるんですか?」

「LIB TECHと言えば、ORCAって聞いたんで、どんなボードなのか乗ってみたくて☆彡」

「ORCAは一番人気ですねぇ、今だと北海道なんかで海外からの観光客向けでハイスペックボードのレンタルとしてORCAを使っていたりしますからね~」

な、なんと…ORCAはレンタルできるゲレンデもあるのか。

そんな人気のボードのORCA、どんな使用感なのか余計に興味が湧いてくる。

メーカーの人と談笑しながらボードにバインを取り付けていきます。

バインを取り付けたら、まずはORCAのアウトラインをチェックをしてみましょう。

LIB TECH ORCAはディレクショナルボードでフリーライドに適している

リブテックオルカのボード全体の写真

LIB TECH ORCAはノーズ幅よりもテール幅の方が細くなっているディレクショナル形状のボード。

前のモデルからウエスト幅が少し細くなったのだとか…

と言っても150サイズのウエスト幅は25.5cmもあるのでワイド設計です。

リブテックオルカのソール側から撮影したボード全体の写真

ソールのデザインはこんな感じ。

リブテックオルカのサイズ表記を映した写真

選んだサイズは150cm。

私は身長が162cmで体重は53Kgと小柄体形。

ブーツサイズが25.0cmなのでウエスト幅が25.5cmと程よくワイドで操作性も重視して150cmをチョイスしました。

リブテックオルカのノーズの写真

ORCAと言えば、独特の形状の目を引くノーズ。

先端がえぐれたようにカットされた形状なんですよね。

リブテックオルカのテールの写真

テールの形状はマウンテンボードでよく目にするホエールテール形状。

パウダーコンディションなんかで調子が良いんでしょうねぇ。

私はパウダーコンディションでマウンテンボードを使用したことがないので分からないのですが…(笑)

LIB TECH ORCAで一番気になっていたのがサイドのライン。

LIB TECH ORCAのMAGNE-TRACTION(マグネトラクション)の写真

MAGNE-TRACTION(マグネトラクション)と呼ばれる独特の形状。

サイドのエッジ部分にうねりがあるんですよね。

もうちょっとアップで見てみると

LIB TECH ORCAのMAGNE-TRACTION(マグネトラクション)の写真

オーソドックスなラウンド形状のボードは明らかに違う波打つようなうねりがある。

「エッジが…うねうねしてる〜」

この波打つうねりがエッジングの安定を生んでいるのだとか。

MAGNE-TRACTION(マグネトラクション)…

こんなに「うねうね」していてエッジングの違和感とかないのか?

果たして、どんな乗り心地なのか楽しみ☆彡

ボードをチェックしたらひとまずリフトで山頂を目指します。

リブテックオルカのボードとビンディングをリフトの上から撮影した写真

ボードは重くもなく、軽くもなくってところでしょうか。

150cmですけど、グラトリボードのようにめちゃくちゃ軽いってわけではないです。

リブテックオルカにビンディングを合わせた写真

ちなみに、ワイド目なウエスト幅なのでバインとブーツはさほどボードからははみ出していませんね。

LIB TECH ORCA150に試乗したコンディションはハードバーンでした

ホワイトピアたかすの試乗会の晴天の景色

試乗会が開催されたのは3月上旬。

快晴の青空で景色も最高!

バーンは冷えて締まった硬めのバーン。

リフトを降りたらまずはORCAの板チェックです。

リブテックオルカを履いて足をを映した写真

フリーラン向けのボードと言うだけありハンマーヘッドボードのように硬くはないですね。

ノーズ、テールと体重をかけてフレックスを確認すると、張りはあるけど程よくしなる感覚がある。

つま先を交互に上げてトーションを確認。

フレックスに比べるとトーションは柔らかくてねじれる感じがありますね。

ボードの感触を確かめたらまずは緩斜面でターンをしてみます。

ソールの走りはまずまずですね。

トウ、ヒールと体重をかけてターンするとボードは素直に反応してくれます。

角付けが緩くてもエッジの噛むような安定感がある。

なんだか不思議な感覚…

今のところは違和感なく滑れますねぇ。

次に、急斜面でカービングしてみましょう。

LIB TECH ORCA150のカービングは安定感とキレがある

LIB TECH ORCA150のカービングに選んだのはホワイトピアたかすの急斜面。

技術のある人ならそこまで急斜面には感じないかもですが、自称中級者レベルの私からすると結構な急斜面です。

しかも、硬めのバーンでエッジングをミスるとすっぽ抜けそうなコンディション…。

そんなバーンで150cmのORCAはどんな滑りをしてくれるのか!

いざ、ドロップイン!

ヒールサイドターンで走らせて、切り替えてフロントサイドターン!

切り替えはスムーズでワイドボードトウ・ヒールが遠く感じる特有のモッサリ感はありません。

エッジが噛む感覚もあってテールが抜けずにカービンできる。

さらにターンを続けていきます。

私は普段OGASAKAのFC154(カービング向けのセミハンマーボード)に乗っているのですが、ORCAは150cmと短いはずなのにFCに劣らない安定感があります。

カービングってヒールサイドターンでテールが、ガガガッって流れやすいんですけど、ORCAは150cmと短いのにテールのエッジ噛んで安定感がある。

急斜面でガンガン攻めても全然テールが抜けなくてターン後半では雪面を切れ上がってく感じがある。

LIB TECH ORCA150のカービング…面白い。

そのままカービングを楽しみながら無事に急斜面を走破!(笑)

次に緩斜面でもカービングしてみます。

スピードに乗せて角付けしていくと、角付けが浅くても深くてもエッジが雪面を捉えて噛む感覚がある!

緩斜面の方が滑りに余裕もあってボードからの感覚を感じやすい(笑)

特に私が新鮮な感覚だったのがノーズの捉える感覚。

私、ヒールサイドターンのノーズ側のエッジを噛ますのがあまり得意でないんです。

でも、ORCAはヒールサイドターンで角付けしていくと、ノーズの端部分でしっかりとエッジが雪面を捉えている感覚が分かる。

そして、エッジが雪面を捉えて安定感がハンパない。

「ORCA!めっちゃ噛むし安定するやん!MAGNE-TRACTION(マグネトラクション)ズルいでしょ~!」

と滑りながら思わず声が出てしまいました(笑)

LIB TECH ORCA150はグラトリよりも地形遊びの方が楽しめる

フリーライド向けで一方向に向かって滑る形状のORCA。

そんなORCAでも地形遊びを楽しめました。

壁を上ってテールをスライドさせてスラッシュ!

ORCAはボードをずらしやすくて短いサイズならではの取り回しの良さもあります。

スイッチランも試してみるとツインチップモデルのようなスムーズさは欠けるものの滑ってはいける。

グラトリも試してみようかと思いましたが、グラトリ初心者の私は軽くスピンする程度のレベル…。

グラトリはORCAはほどほどの相性と言ったところですね。

ORCAは何といってもフリーライドが楽しいボードという印象。

個人的にはカービングの安定感とキレが楽しめるボードと感じました。

フリーライドでオールマウンテン形状のボードが気になるならORCAはおススメですね!

ORCAの使用感に満足した私は試乗を終えてLIB TECHのテントに向かうのでした。

ボードを返却するとメーカーの人が声をかけてくれました。

「ORCAどうでした?」

「カービングの安定感がハンパ無くてサイズの短さを感じなかったですよ」

「ORCA、いいでしょ~!でも、更にいいのがAPX ORCAなんですよね~」

「APEX ORCA??? 何が違うんですか?」

「APEX ORCAはねぇ、素材が違うんですよ~、乗ってみます…?」

と言うことで、私は続いてAPX ORCAに試乗するのでした。

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ゴールデンオルカも気になるモデルですよ

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試乗したLIB TECH ORCAをスペック表から再評価してみた

リブテックオルカのボード全体の写真

ショートサイズでも圧倒的な安定感を発揮したLIB TECH ORCA。そんなORCAのフィーリングをカタログスペック表から再評価してみましょう。

LIB TECH ORCAの特徴は独特のダブルキャンバー構造

※画像はカタログサイトから引用しています。

C2-X構造(センターにロッカー、足元にキャンバー)を採用し、パウダーでの浮力と圧雪バーンでのカービング性能を両立。

しかもノーズ部分は長いダブルキャンバーという独特の構造。

芯材には桐材と超軽量バルサ材を使用しており、カーボンメッシュとマグネシウムでラミネートされた超軽量・高強度のハイパフォーマンス仕様。

ただ、試乗した印象はセンター部分の張りが極端に柔らかいわけでなく、スピードにもある程度耐えられるており、グラトリ用の柔らかいダブルキャンバーとは別物といった印象。

LIB TECH ORCAのMAGNE-TRACTION(マグネトラクション)構造は大小7つの突起を持つ

※画像はカタログサイトから引用しています。

MAGNE-TRACTION(マグネトラクション)構造。

大小7つの突起を持つ鋸歯状のエッジにより、複数のコンタクトポイントが雪面をしっかりと捉えて荒れた雪面や硬いバーンでも安定したターンと高いコントロール性能を実現してくれる。

試乗した印象は、角付け量に応じて適したマグネトラクションの突起が雪面を捉えて滑走を安定させてくれる。

リブテックオルカのマグネトラクションの写真

一般的なアウトラインのボードでは感じられない安定感は忘れられない(笑)

大小7つの突起を持つ鋸歯状のエッジの設計が絶妙なんでしょうね。

違和感や滑りにくさはなくて、どんな角付け状態でもエッジが雪面をホールドしている安定感がある。

独自のテクノロジーは新感覚でしたね。

LIB TECH ORCAのサイズは8種類

ORCAのサイズは8種類。

138cmから162cmまで幅広いサイズ展開で、男女問わず選びやすいモデルです。

注目ポイントは150と153のウエスト幅の違い。

長さは3cmの違いなのにウエスト幅は1.2cmも違う。

私が試乗したORCA150は程よいワイドウエストで違和感なく扱えたのだと思います。

切り返しも割とスムーズでしてた。

153ならワイドなウエスト幅でパウダーの浮力が良くて浮遊感が楽しめそう。

私はパウダーコンデションで試乗していないので体感はできていませんが…

ブーツサイズ25.0cmの私なら同サイズを選ぶか…

地形遊びも楽しむなら取り回し重視で150cm

カービングでボードをしっかり立てたり、パウダーをガンガン攻めるなら153cm

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【LIB TECH】ORCAの試乗評価レビュー!一度は乗りたいトラビスライスのマジックボードを総括

【LIB TECH】ORCAの試乗評価レビュー!一度は乗りたいトラビスライスのマジックボードのまとめ

T.RICE ORCA(オルカ)は、トラビス・ライスのシグネチャーモデルで、リブテックの中でも圧倒的人気を誇るフリーライド・オールマウンテンボード

C2-X構造(センターにロッカー、足元にキャンバー)を採用し、パウダーでの浮力と圧雪バーンでのカービング性能を両立

独自の「マグネトラクション」波型エッジが、アイスバーンや荒れた雪面でも抜群のエッジグリップを発揮

ワイドなウエスト幅で、ブーツのドラグを気にせずカービング可能。パウダーでは長いノーズが高い浮力を生み出す

ホエールテール形状のテールは、ツリーランやタイトな地形でも取り回しやすく、ジャンプやスイッチライディングにも対応

138cmから162cmまで幅広いサイズ展開で、男女問わず選びやすいモデル

芯材には桐材と超軽量バルサ材を使用し、カーボンメッシュとマグネシウムでラミネートされた超軽量・高強度のハイパフォーマンス仕様。

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