【サロモン】ABSTRACT(アブストラクト)試乗評価レビュー!キレと反発を備えたオールラウンドボード!

節約家PTスノーボーダーのこくだんです。
今回は3月上旬、高鷲スノーパークで開催されたショップの試乗会にお邪魔してきました!
3月上旬とは言いつつも、当日は気温がかなり高くて雪質は「ザワザワ・ザブザブ」な春の完全シャバ雪コンディション。
今回のメイン目的は、スノーボード2回目の娘が使いやすいボードを探してあげること。ですが……「せっかくの試乗会、私も色々なボードを乗って楽しみたいじゃないですか!」ということで、気になっていたボードを片っ端から試してきました。
そこで試乗したのがSALOMON(サロモン)の人気フリースタイルモデル「ABSTRACT(アブストラクト)」の147cmです!
パーク向けのモデルではあるのですが、足間にフラットが入った形状にどんな乗り味なのか以前から興味を持っていたモデルです。
しなやかでグラトリにも使いやすいのではと思っていたのですが、実際に乗ってみると実はターン性能が高くてハリ感とキレを感じるモデルでした。
これから詳しくレビューしていきますね。
こくだんスノーボードの全試乗モデルが一覧になったページはコチラをチェック!
自分に合う板を様々なモデルと比較して選びたい方は、こちらの『オールラウンドボード徹底比較』もチェックしてみてください!
【サロモン】ABSTRACT(アブストラクト)の試乗評価レビュー!

試乗会の舞台となったのは、岐阜県の名峰・高鷲スノーパーク。時期は3月上旬。この日は気温がぐんぐん上がり、ゲレンデの雪質は完全な「ザクザクのシャーベット雪」!足を取られやすく、ボードの走りと操作性が如実に試されるコンディションでした。「こんな春の重い雪で、どんな動きを見せてくれるのかな?」と期待と少しの不安を抱えながら試乗したのがオーバーキャストです。
ABSTRACT(アブストラクト)の珍しいキャンバー構造に惹かれて試乗した

SALOMONスノーボードのABSTRACT(アブストラクト)。
実は私、以前からカタログを見ながらこのボードが気になっていたんです。
何と言っても特徴的なのが、サロモン独自の「Rock Out Camber(ロックアウトキャンバー)」構造。

足と足の間が一般的なキャンバーではなく「フラット」になっており、足元にわずかにキャンバーが入り、ノーズ・テールに向かってロッカーしていくという、ちょっと珍しいプロファイルになっています。

横から見るとキャンバー形状とは違い、低めのフラットになっている形状がよく分かります。
これ、同じタイミングで試乗した『OVERCAST(オーバーキャスト)』と比較するとよく分かります。

写真ではボードを写す角度が少し違うけど、キャンバーの中央にかけての反り上がる形状の違いが分かります。
オーバーキャストの試乗レビューはコチラの記事で紹介しています。
【サロモン】OVERCAST(オーバーキャスト)の試乗評価レビュー!初心者から遊べる万能ボード!
「足元間がフラットなら、スライドさせやすくてグラトリやプレス系の遊びもしやすいんじゃないか?」
そんな期待を胸に、グラトリや取り回しの良さを試すべく147cmをチョイス。

このオーバーキャストはソールのグラフィックも個性的なんですよね。

SALOMONスノーボードの公式カタログでもトップページで紹介されるモデルで毎シーズンどんなグラフィックなのかチェックしたくなるんですよね(笑)
ちなみに、バインディングには、足首周りが柔軟で動きやすいSALOMON HOLOGRAM(ホログラム)をセットアップして準備万端です!
アブストラクトに合わせるためのカラーリングかと思えるホログラム。
しなやかで動きやすいバインディングならコレでしょ!と言えるモデル。

ホログラムのレビューもコチラの記事で紹介しています。
SALOMONスノーボードバインディング「HOLOGRAM(ホログラム)」の試乗レビュー
ボードをしっかりと観察したので、いよいよ感触を確かめます☆彡
足一本を装着したワンフットスケーティングでリフト乗り場まで滑ってみると…
変な癖や突っ掛かりもなく「お、これは素直でかなり扱いやすそうだな」という第一印象でした。
この日の試乗の裏側はコチラの記事でこっそり公開中です。
25/26シーズン5日目は高鷲スノーパーク「ヒマラヤ試乗会」!3世代で楽しむ欲張りスノートリップ
2. ゲレンデでの実走インプレッション:いざ緩斜面へ!
リフトで中腹まで上がり、スノーボード2回目の娘と一緒に緩斜面を滑り出します。
滑走前チェック:立った瞬間に感じた予想外のハリ!
両足をバインディングに押し込んで雪面に立ち、グッと踏み込んでみると……
「あれ……? 思っていたよりフレックスもトーションも、かなりしっかりしてるぞ!?」
直前に乗っていた同じサロモンのオーバーキャストが非常にしなやかで操作性が高かっただけに、「あれ? アブストラクトってフラットが入っているから柔らかいんじゃないの?」と、心の声が漏れそうになりました(笑)。
ABSTRACT(アブストラクト)での低速〜中速(ターンでのフィーリング)
つま先、かかとへと重心移動しながらターンを切り出してみると、思いのほかターンがしっかり切れます!
フラット構造特有の「ヌルッとしたルーズさ」を想像していたのですが、実にカッチリとしています。
ボード全体の張りの強さは、オーバーキャストよりもアブストラクトの方が圧倒的に硬く、力強いフィーリングです。
カタログ数値では、アブストラクトの方が柔らかいはずなのに……?
ABSTRACT(アブストラクト)のカービング
少しスピードを上げてターンを深めてみると、シャバ雪の荒れたバーンでもエッジがズレることなく、グイグイと雪面を捉えてターンが切れていきます。
「フラットが入っているから柔らかくて扱いやすいだけ」かと思いきや、見事に裏切られました。
緩斜面でのカービングでもしっかりとボードを立ててキレのある滑りが楽しめる、芯のある強さを持っています。
ABSTRACT(アブストラクト)のグラトリは?プレス・反発・遊びの要素
続いては、アブストラクトのグラトリ操作性も試してみます。
「アブストラクトは固くて遊べないのか?」というと、全くそんなことはありませんでした。
ノーズとテール部分には適度なしなやかさが残されており、ノーズプレスやテールプレスで雪面を蹴り出すようにタイミングを合わせると……「ボヨンッ!」と、心地よいしなりと反発が返ってきます!
オーリーの踏み切りや、地形で跳ねるような遊びにもバッチリ対応してくれますね。
試乗して分かった意外な比較
ここでひとつ面白い発見がありました。
「足元間がフラットだからスライド操作やズラしが楽だろう」と思っていたのですが、実際に試乗して比較してみると、スライド操作のさせやすさやエッジの引っかかりにくさは、実はオーバーキャストの方がやりやすかったです。
アブストラクトはハリのある安定感とボードの全体的な強さがあり、適当にズラすというよりは「しっかりと踏んでコントロールする」ボードだと体感できました。
3. カタログスペックから挙動を再評価(答え合わせ)

試乗を終えた後、カタログスペック表(画像)を見返しながら「なぜあの乗り味だったのか?」を考察してみましょう!
考察1:なぜ「フラットが入っているのに硬くてキレる」のか?
スペック表の構造欄を見ると、「Ghost Carbon Beams(ゴーストカーボンビーム)」や「TRIAX HD Fiberglass(3方向グラスファイバー)」が補強材として搭載されています。
足元間がフラット形状であっても、このカーボンと3方向グラスファイバーの張りによって、トーション(ねじれ)とフレックスに高い応答性と反発力が生まれていたわけですね!
だからこそ、緩斜面でのカービングでも足元がブレず、しっかりとターンがキレたのだと推測しました。
考察2:プレス時の「ボヨン」という反発の正体
ロッカーアウトキャンバー構造は、バインディングの外側(ノーズ・テール付近)にロッカー形状が入っています。
プレスをした際にノーズ・テールに加重すると、このロッカーセクションとカーボンビームがシナジーを生み、力強い復元力(ボヨンという反発)に変わっていたのだと納得がいきました。
考察3:パーク向けモデルならではのフレックス
アブストラクトの位置付けは、マトリクスで見てもパーク・ジブ向けのモデルです。
私が今までに試乗したパーク向けのモデルは、どちらかと言うとフレックスが「ガチガチ」に硬いモデルが多いという印象があります。
強い反発や衝撃に耐えるためにも硬めに設計されているのではないかと推測しました。
4. 総評・まとめ
サロモンのABSTRACT(アブストラクト)147cmは、「フラット構造=初心者向けの柔らかい板」という先入観を見事に打ち破ってくれる、非常にポテンシャルの高いフリースタイルボードでした!
良かった点・特徴
- 力強い張り: カーボン補強と3方向グラスファイバーによる、ブレない安定感と高反発。
- 鋭いターン性能: シャバ雪でも負けないエッジグリップとカービング性能。
- メリハリのある遊び易さ: ノーズ・テールのしなりを活かしたプレスやオーリーでの強い反発。
こんなライダーにおすすめ!
- パーク、ジブ、グラトリで高弾道なジャンプやプレスをキメたい方
- ルーズすぎる板は苦手で、フリーランやカービングのキレも妥協したくない方
- 1本でゲレンデ全体を遊び尽くしたい中級〜上級フリースタイルライダー
スライドさせてまったり滑るならオーバーキャスト、踏み込んでキレや反発を楽しみたいならアブストラクト、という試乗したからこそ分かる体験ができました。
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①【足元の安全】緩んだビスはその場で即解決!携帯用ドライバー
「急にボードが扱いづらくなった…」
と思ったらバインが緩んでグラグラになっていたという経験ありませんか?
私はバインへ負担をかけやすい滑りなのか、ビスの緩みが多いです。
グラグラのバインで滑り降りるのはストレスですよね((+_+))
メンテナンススポットを探すのも、時間と労力を奪われる…
手のひらサイズの携帯用ドライバーがあればその場で解決できちゃいます!
バインの急な緩み対策に、1本持っておくと重宝しますよ!
②【滑走性のベース】滑走面の汚れをガッツリ剥がす!ポケットスクレーパー
「なんか今日、板の走りが悪いな…」
と思ったら、ワックスを塗る前にまずはこれで古いワックスや雪面の汚れ(油分や黄砂)を削ぎ落としましょう。
これだけで板の滑りが劇的に変わります。
14.5cm×6cmのサイズならポケットに入れられる!
③【加速の仕上げ】春の悪雪や湿り雪も恐くない! 簡易ポケットワックス(生塗りタイプ)
フラットバーンでボードが失速する…
春の湿り雪でボードが走らない…
走らないボードは楽しめないだけでなく、地味に体力も削り取ります。
ワックスはスノーボーダーの必須アイテム!
滑走面にサッと塗って伸ばすだけで、驚くほど走る板に生まれ変わります。
アイロン不要で、塗ったらそのまま滑れる手軽さがおススメポイント!
しっかりメンテナンス派にはホットワックスがおススメです。
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